リオ再訪

日本から来た多くの若者が上った。実はこのところ、走りを止めて、5時過ぎに夕食。BSを観ながらの孤食。昨日と今日はリオのファベーラ。リオで何度か耳にしたスラムのこと。舞台が、2年前に世界中の若者たちと教皇ミサに与ったコパカバーナビーチの近くで両手を広げたあの巨大なイエスさまが見えるところとあって、思わず当時の写真をいくつか開いてみた。

ブラジルでの奴隷解放の結果、アフリカから連れてこられた人々が一緒に集まって作ったのがファベーラだとか。しかし、それは、スラムの代名詞になっているほどに貧しい無法地帯。麻薬密売にまつわるいくつもの組織があって殺人事件も絶えないという。そんなファベーラの再開発を巡ってのドキュメンタリー。

何でも、2016年のオリンピックまでにリオの街をきれいにしたいとの意向らしい。そのため、市としては治安の改善策として武装警察官を常駐させてギャングから町を守る活動をしているという。一方では、元麻薬密売のボスや仲間たちの力を借りて密売から手をひかせる活動も展開中。

まだ服役中の彼らの生活の場は、ナント刑務所の中ではなく外。町中のNPO法人みたいなところ。彼ら自身が、麻薬密売から抜け出せないでいる人々の救出のために働いているという。さすがカトリックの国。日本会場のコパカバーナ。向こうの白い部分がビーチ。の政治家たちには想像もできないはず。舞台となったファベーラの名前がプロビデンシア(摂理)というのも意味シン。

かつては銃撃戦で決着をつけていた両者が、今では武器の代わりにマイクを握っての対話集会。さながら分かち合いだ。怖い顔の元密売人がマイクを握り、「警察は100年も昔からあったのに我々のために何もしてくれなかった。今はこうして話し合いができる。だから、ワシはUPP(常駐武装警察)に賛成だ。」大きな拍手が起こった。実は、こうした対話もなしに強引に立ち退かされる例もいまだにあるようで途方に暮れる人もいるようだった。ともあれ、犯罪の町が人権重視の町に代わろうとしていることは間違いないように思った。

きれいで、平和なリオになってオリンピックが迎えられたらいいと心底思った。

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