私はこれからイエス・キリストこそポーランドの王であると宣言する

エーナンデー?

と、こんな風な宣誓式がなされたかどうか知らないが、先日届いたアメリカからのニュースに、中世に戻ったような違和感すら覚えた。エーなんでー?実は、ポーランドは建国1050年を記念して「私たちの王様はイエス・キリスト」と政府が宣言建国の父ミェシュコ1世したという。建国が966年なので2016年はちょうど1050年目になるわけで、いわゆる聖年に当たるからだ。聖年と言えば、昨年、いつくしみの大聖年を祝ったが、始まりは旧約聖書にさかのぼる。

信仰の原風景

レビ記25章によると、それは五十年目に祝うものでヨベルの年と呼ばれ、解放を祝った。つまり、その年になると奴隷は解放され、人手に渡った土地は元の持ち主に戻される。こうして、神の民本来の姿を回復することができるというわけ。すなわち、出エジプトを果たしたイスラエルの民は50年にもわたって砂漠での生活を余儀なくされたが貧富の差のない平等な社会を構成していたという。しかし、約束の地に入り、定住生活を始めたことでいつの間にか貧富の差が生じ、異教の影響もうけるようになった。そこで、上記の年をもうけてヤーウェの神のもとで本来の理想的な生活スタイルを回復し、神の民として一から出直そうとした。これが聖年と呼ばれるものの原点。信仰の原風景。

国王はキリスト

つまり、信者が心を改めて神に立ち返り、隣人と和解し、信者としての初心に帰ろうという運動。話が長くなったが、ポーランドは、王がキリスト教に改宗した966年をもって建国の日とした。2016年はそれから数えて1050年に当たるわけで、いわゆるヨベルの年。こうして、カトリックの国として、政府を挙げて建国の初心に帰ろうということで聖年を祝うことになった。それにしても、“キリストこそ国の王“と定めて国家行事にする。確かに、年間最後の主日は王たるキリストを祝うが、国の行事にまでするとは!さすがというかそこまでやるか!その本気さが羨ましいというか。ともあれ、昨年夏に見たクラコフや教区の日に宿泊したキエルチェ教区のことが蘇った。あの賑やかな主任司祭と助任司祭、雪の中でも相変わらず元気でいることだろう。

 

3か月振りの絵画教室。「久しぶりの割にはよく描けていますよ。」思いがけない評価に正直嬉しかった。「時間が空く時いつでも来てください」とも。

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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