牧山神父さん逝くの訃報の一方で500キロ南の徳之島では終身助祭誕生に神に感謝

訃報の向こうで

諸聖人の連願、兄弟島奄美からも多くの参加者

諸聖人の連願、兄弟島奄美からも多くの参加者

4年ぶりの慶事。徳之島に2人目の終身助祭誕生。「これより終身助祭叙階の儀を行います。助祭に叙階される方は前に出てください。」叙階式を宣言したのは94才になる徳之島1代目終身助祭。高齢になっても意気軒昂。足が不自由になったとは言え、杖を使っての毎朝のミサを欠かさない。それでも、主任司祭としてはもう1人の助祭の必要を感じて、2016年から主任司祭と助任司祭の2人がかりでの準備が始まった。

夫婦で

支えてくださいますか?ハイ支えます。

支えてくださいますか?ハイ支えます。

ともあれ、「あなたは終身助祭に叙階される夫の奉仕の務めをともに支えて下さいますか」という配偶者への遠慮がちな質問に、「ハイ、支えます」とキッパリ。7人目となる叙階式だが、こんなやり取りをしたのは初めてだ。1代目の場合、配偶者は最前列で見守るだけで今日のように直接語りかけることはなかった。今回は自然な感じがしてやっぱりいい!来年は本土での叙階式が予定されているので今回のやり方を踏襲したらいいと思う。新しい伝統が始まった叙階式だった。

聖職者のオーラ

配偶者が見守る中で按手を受ける

配偶者が見守る中で按手を受ける

叔母にあたるシスターの話によると、「勉強が嫌いだが、終身助祭の準備を始めるようになって言動に変化が生じた」という。聖職者のそれらしいオーラが出るようになったということかもしれない。姪御さんの話だと、「トシオオジちゃんの行くところはどこでも笑いがある。」確かに、トンチがありユーモアに富んでいて、信徒会長時代何度か訪れたことがあるが、彼が前に立つといつも笑いがあった。叙階式に続いて聖体奉仕者10名の認定式も行われた。

 

苦難を乗り越えて

新助祭は民謡保存会会長

新助祭は民謡保存会会長

そんな彼の晴れの叙階式をみんなでお祝いするべく、昨年10月から準備会を立ち上げて今日の日を迎えた。まとめ役の1人は今日の日を見ずして先日御父のもとに召された。本人も、数年前、「1人息子を交通事故でなくすという計り知れない御父の御摂理を経験している」(94才助祭の言葉)のだという。「今、私は、呼ばれたらどこへでも行きますという気持。」新助祭の挨拶に思わず拍手が起こった。「奥さんも一緒でないといけません」と釘を刺したのは、長年彼のことを見てきた宣教師の老婆心。説教で「今からは、今まで以上に2人で…」を強調したので大丈夫だと思うのだが、いかにも律義なドイツ人らしい。ミサ後のパーティーは徳之島名物満載。伝統の踊りはパワー全開。

ミサ説教音声

 

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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