2017-09

それでも!Blog

あと一息万里の波頭を超えた旅の終わりは終焉の地上川島中国大陸目と鼻の先

中国天主教指南 MEアジア会議から帰国以来、中国の教会事情をもっと知りたいと思うようになった。日曜日から始まった司教会議の合間にカトリック新聞の中国通Mさんを訪ねた。すると、「もう一冊あるので」と中国語と英語のガイドブック「中国天主教指南」...
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勉強会①憲法学から見る象徴天皇制と信教の自由②教皇の「愛のよろこび」から家庭の諸事項へのアプローチ

政教分離j 先ず、国際カリタスによる排除ゼロキャンペーン初日の開会式。新進気鋭の憲法学者の講義は休みなしの2時間。話は政教分離の解説から。フランスとアメリカの違いは興味深かった。フランスは強い国家と強い宗教(カトリック)を切り離すことで両者...
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初来日のフィローニ枢機卿福音宣教省長官教皇側近のバチカン高官が見た日本教会の光と陰

教皇親書 福音宣教省長官フィローニ枢機卿に託された教皇親書で教皇は日本の教会について次のように指摘された。「兄弟の皆さん、わたしは数多くの霊的遺産に思いをはせながら、それらの遺産を受け継ぎ福音宣教に専心し、とくに弱い人々の世話に励み、さまざ...
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最後の5人目もついに司祭となって念願成就韓国籍でも純然たる栄えある鹿児島教区司祭

小さなハプニング 「司祭用祭服に着替えた新司祭は司祭たちから祝福の挨拶を受ける。」前日確認したルブリカ(赤文字の但し書き)にあった。逆だったかもしれないが、「いいなぁ」という印象があったので、まずボクの方から先におめでとうをいいながらハグし...
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日本中の児童養護施設の子供たちに希望に輝く朝がやって来た誰もが愛される価値があるのだ

7割という高率の秘密は? 「児童養護施設の二葉むさしが丘学園はこの7年間、在籍児童の7割が高校卒業後に大学などへ進学した。厚生労働省によると、全国の施設の子どもの進学率は24%で、突出して高い。かつては、同学園でも就労が当然だった。だが、7...
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40年に及ぶ悲願成就間近待ちわびていたのは日本だけではない自国語での新しい典礼書の発行に弾み期待

自国語の語感尊重を 16日配信のUCANEWSによると、先日、コロンビア訪問中の教皇が、典礼書の発行に関して日本のようなアジアの司教協議会を含む多くの教会で、考慮すべき対立があることを認める発言をされたという。本文を直訳すると次のようになる...
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大騒ぎの大型台風情報に早めの避難勧告おかげでホテル泊もおかげでこちらの主日のミサは超ガラガラ

ガラガラでも荘厳に 祭壇奉仕者選任式。来年3月21日(水)春分の日、徳之島での終身助祭叙階式最後のステップ。聖体授与の権能を授かる式。「最後の仕上げは何が何でもカテドラルで」との思いは固く、あらゆる交通機関がマヒする直前の15日、つまり2日...
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帰国五日目でも中国教会のことが頭を離れないわけ複雑すぎて手におえなくても

複雑な思い 一筋縄ではいいかない。中国の教会事情にはこの表現がふさわしいように思う。わずか一週間の滞在に過ぎないので当然と言えば当然だが、これまでに得た知識との整合性を付けることができないまま帰国せざるを得なかったので、こうした感想になった...
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帰国して改めて思う中国教会の苦悩の深さは生半可な知識で解説できるような性質のものではない

懇願の祈り 中国国内で教会のことを書くのは、日本語と言えどもはばかられた。相手のいいところばかりを見ようとするのがいいと書いたが、その続きみたいなことを書いて見たい。ミサの聖歌が元気なことについては触れた。元気な歌声を聞けば聞くほど泣けてく...
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相手のいいところだけを見ようとすることは人と人の関わりだけでなく国同士の場合も平和の秘訣かと

和をもって… 以前にも書いたことであるが、鹿児島には諸宗教懇和会というのがある。こんわかいと辞書を引くと100%懇話会と出る。しかし、鹿児島の場合、5団体の合意は話合いではなく和を目指すというもの。話し合いは必ずしも平和を保証しないからだ。...