2006/01/20
パウロ、神のライオン
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2006-01-20 17:51
last modified
2006-01-22 20:59
テイラー・コールドウェル著=三陸書房=5,985円(税込み)
著者はイギリス生まれのアメリカ人。大学卒業後作家活動に入り、数々の賞を受けた。役者の別宮氏は、パウロの回心の出来事を読んで受洗。
本書は三分冊で出版され、全1072頁に及ぶ大作。ある日、ダイレクトメールのはがきが舞い込んだ。本書のキャンペーンだった。いい加減な内容では、と思ったものの、パウロの小説というのは聞いたことがなかったので、ともかく注文してみた。ページをめくると、すっかりのめりこんでしまった。人間プロの描写には恋愛小説が始まるのかといぶかったが、読み進むうちに、いい加減ない内容では、という不信感は完全に払拭され、著者の綿密な時代考証に脱帽するばかりだった。また、随所に見られるパウロの著書からの引用が、そのままパウロの口から飛び出したりすると、断片的な聖書の言葉が血の通った生きた言葉となって迫ってくる。そして、かたくななまでの一途な愛すべきパウロ像が浮き彫りになってくる。同じパウロの名前をもらっていながら、自分とはずいぶん違うことも痛感。で、彼は、少なくともAB型ではなかったに違いない。
ともあれ、タイマイをはたいて読む価値はある。
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