愛器物語
昨日の午後は興奮の半日だった。十月半ばには各種のミニパソコンが出揃うと聞いていたので先月末から目をつけていたのだ。昨日の13日がセールの最終日とは知らずに出かけたのだが。
結局、当初欲しかった機種をしのぐものは出ていないことが分かったので即決。台湾製のASER。重量1.1kg、能力も十分。何よりも17×24.8という超小型が魅力的。電源コードが高圧線ほどもある?のはちょっとダサいが、今日計ってみたら重さは従来のものと変わらない。
ともかく、店先から声を弾ませて達人を呼んだ。なんと、山にいるという。「来ませんか」の一言に心が動いた。必死に自転車をこいで帰館。梱包を解いてリュックに詰め、取る物も取り敢えずタクシーを飛ばして電車に飛び込んだ。こうして、電話から二時間後には達人が目を輝かせて感嘆の声を上げた。
久しぶりに山の温泉に身を沈め、さっぱりした気分でベランダに出て驚いた。バーベキュー用のテーブルには僕の愛器がビニールの袋に収まったまま安置されているではないか。その傍らには水を張った小さな器と小枝が。やがて家主によって達人手作りだという内容豊かな祝別の祈りが厳かに捧げられたではないか。
早く自慢したい一心だけで駆けつけた自分としては想像だにしなかった新機種の祝別式!そんなわが身を恥じているとボクの頭にも三度聖水がかけられ、感激倍増。最後はお神酒での乾杯まで用意されているという心憎いばかりのお膳立て。感激はトリプル。折りしも、福岡黙想の家でのボランティアから帰る12名も合流することになり、時ならぬ宴に祝杯を重ねたことはいうまでもない。
今日の午後、達人自らで向いてもらっての愛器の調整。お陰でインターネットにスカイプ、パワーポイント何でもござれの優れものに変身。旅先で早く試したいのだが、今月遠出の出張がないのが残念。
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