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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。
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シドッチ神父との再会

by admin posted at 2008-11-08 17:16 last modified 2008-11-08 21:16
太古の箸

屋久島教会

紀元杉

一両の実

6日、九州カトリック学校倫理・宗教化担当教師研修会に同行。12:20、高速船ロケットでの久しぶりの屋久島へ。到着後、船着場と向かい合わせにたつ文化センターで屋久杉での箸製作。

江戸時代に伐採された屋久杉の切り株から取られたという箸の原型は波打ったようでないびつ。指導に従いながらノミで削り、特殊ブラシで磨くと太古の屋久杉の香りとつやが蘇って美しい手作りの箸が出来上がった。もっとも、この箸大振りなので食事用には適さない。取り箸にということだった。夕食前、センター横の椋鳩十記念碑公園を散策。道は雑草の中にあり。彼の残した言葉だという。大きな自然石に記されていた。

7日午前中のシドッチ神父研究家の講話はとても興味深かった。そして、新し学ぶことが多かった。神父は自ら志願して日本宣教をローマに願い出た。危険すぎるという周りの警告にもかかわらず当時の通商路の定番ルートで喜望峰を越えてインドに行き、最終的には1704年マニラに到着し、そこで4年の準備の時を過ごした。日本人街で日本語の勉強をし、袴羽織に刀一振りを整えた。神学校まで設立したというからハンパじゃない。彼の熱意に動かされたフィリピン総督は私財を投げ打って船を建造しトリニダード(三位一体)号と命名。

1708年8月28日屋久島恋泊上陸を果たしたが、薪拾いに来ていた恋泊村の藤兵衛と遭遇。危害を加える意図のないことを示すために刀を藤兵衛の前に置き、金貨を手渡した。しかし、藤兵衛は固辞する。この高潔さをなんといおうか。長崎奉行に連行されることになるのだが、宮之浦での尋問が始まったのが9月13日。その間、シドッチ神父はおそらく藤兵衛宅で二週間ほど滞在したと思われる。10月17日宮之浦から長崎へ出航。長崎では通詞今村源右衛門の尋問を受ける。犬公方綱吉からの通達は、「取り調べた後抹殺せよ」だったという。

しかし、翌年1月綱吉没。5月、学問を愛した若い家宣が六代将軍となるや状況は一変。家宣の腹心で事実上政治を取り仕切っていたのが新井白石その人。そして、シドッチ神父を江戸に送る旨の幕命が長崎に届いたのが9月。こうして新井白石による尋問が始まり、その結果あの有名な上策(国外追放)・中策(座敷ろう幽閉)・下策(斬首)という三提案がなされることに。中策が採用となり、長介・おはるの老夫婦を世話係につけた。

しかし二人の受洗が発覚。それぞれ独房に移され、おかゆに梅干という粗末な食事を供され、その7ヵ月後の1714年10月3日の長介・おはるの死に続いて同月21日天に召された。47歳だった。その翌年2月新井白石はシドッチ神父から得たことをもとに「西洋紀聞」を起草。講話の後ミサ。その後ヤススギランドにいどうし、ガイドつき150分コースの散策を楽しんだ。

8日、文化センターでまとめとミサ。閲覧室でたまたま手にしたシドッチ神父研究家古居氏のシリーズのコピーを格安で入手。収穫の多い研修会だった。12:00のロケットで帰鹿。教会の庭では多くの信者たちが明日のバザーの準備に大童。ボクは早朝の菜の花号で指宿のミサへ。

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