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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。
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豊かな国の貧しさ

by admin posted at 2008-05-02 21:12 last modified 2008-05-02 22:16
黒の瀬戸大橋

またもキミは誰?

築45年の施設は充分手入れが行き届き、それほどトシを感じさせない。少しでも、入所の皆さんに気持ちよく生活してもらいたいとの思いが伝わってくる。園内を案内してもらう間、シスターは終始無言。

ちょうどお昼時で、狭い食堂は大入り満員。入所されたばかりの方も、ヘルパーからご飯の硬さを聞かれて「いい、いい」とはきはき、嬉しそう。出身地を伺うと近くの方だった。

一時ごろ大きな橋の袂の食堂で魚尽くしのお昼。魚の味噌汁はどんぶり。好物のアラ炊きは大ぶりの黒鯛でお皿に山盛り。ビールの為にあるようなコクのある旨味は絶品。シスターも小骨と格闘しながら舌鼓。一足遅れで合流した奥様があきれながら言われた。「まあ、一体何注文されたの?」「アラ炊きです。美味しいですよ。」「まあ、まあ、なんてことでしょう。」シスターとアラ炊きという取り合わせがよほど可笑しかったらしい。アラ炊きはやっぱりおじさんメニュー?

鹿児島に戻ると小雨が本降りになっていた。6時からの事務所の例会にシスターも参加。アルコールは一切口にされないシスターも「フランスワインです」に相好を崩して「じゃあちょっとだけ。味見してあげるわ。」「カマンベールもあります。」「・・・オーぜんぜん違う!」「フランスパンもありますよ。」「・・・ホッホ、ホ、ホこれも違うわ。フランスパンなんかじゃないわよ。」食べ物談義で無口なシスターが饒舌になった。一口のフランスワインのせい?

「ところで、今日の見学はいかがでしたか?」誰かが話題を変えた。「貧しかったわ・・・」意外な感想にチョットあわてた。「ん・・・フランスと比べたらね。」「えー、ぜんぜん違う。」なるほど、見学の間、ずっと無口だった理由がやっと分かったように思った。狭い廊下に、狭い食堂、二人、三人の狭い共同居室。十年ほど前に行ったアメリカ西海岸の老人ホームが蘇った。ゆったりした明るい廊下に個室。まるでレストランのようにこれまた広々とした食堂。こぎれいな身だしなみ。なるほど「日本は貧しい」ハズだ。

明けての今日。5:50分の最終便で奄美へ。5:25分空港到着のバスに乗って間もなく、事務所に電話してあわてた。5:50分ではなく、5:20分だった!すっかりパニック。6:00の船も間に合わない。翌朝の一便も満席。「ああ・・・」泣きたかったよ。まったく。とにかく翌朝キャンセル待ちに挑戦。一人ぐらい朝寝坊の人がいてくれないかな。

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