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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。
 
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一日巡礼

by admin posted at 2010-08-01 23:26 last modified 2010-08-01 23:32
異郷の地に葬られて

ミサを7:00に済ませて巡礼に備えた。そして、10:30少し過ぎ、参加者52名を乗せてザビエル教会前を第一回一日巡礼バスが出発した。

教区巡礼委員会による初の企画巡礼。運営上の反省点はいくつか目についたものの初回にしては大成功というべきだろう。何をもって大成功というかはいろいろあると思うが、端的に言って大型バスがほぼ満席になったことが先ずは大成功。何よりも、委員会メンバーのモチベーションが高い。これこそが「教区」の名にふさわしい。まず巡礼地に関する関心度が高い。情報収集にも熱心。桜島でも殉教があったとは!

今日の巡礼に花を添えたのはサコダさんだ。信者ではないが歴史が専門で、ザビエル様前後の薩摩を巡る系図やそれにまつわるエピソードにお家騒動。原稿なしにまるでコンピューター。聞くほうはチンプンカンプン。「ダレソレガ95歳まで生きた」ことに「当時としてはスゴイよねー!」「え、誰が95歳?」「サー・・・?」キリシタン時代のご当地鹿児島薩摩の生々しい人間関係がつぶさに聞けるのは、たとえこんな調子ではあっても一日巡礼の独特な味に違いない。

今日の巡礼の圧巻はなんと言っても仏壇の町川辺(かわなべ)のキリシタン墓地訪問。ザビエル様から洗礼を受けた市来の城主新納家から川辺地頭として派遣されたキリシタンの新納一族。町の中心地平山に教会も建てられたというが痕跡をとどめるものは皆無。しかし、新納家菩提寺のお墓は目を引く。

墓石に描かれるハスの花がデザイン化されどう見てもカニの形にしか見ることのできないものが多い。カニとザビエル様。市来で洗礼を授けていた頃、「海でなくした十字架をカニがくわえて持ってきてくれた」話を何度もしたに違いない。ここ加世田の郊外川辺で、墓石にキリシタンの臭いをかぐことはできても正真正銘の信者に会うことはもはやない。だからこそ、何度も訪れて400数十年前に思いを馳せながら祈る価値はある。

加世田教会信徒の皆さんの冷たい麦茶の接待はありがたかった。6:00少し前帰館。

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