ここはバードサンクチュアリー

我が家全景 それでも!Blog

我が家全景久しぶりのフレンドシップホーム(友情の家)。ワット神父さんの実家を彼はそう呼ぶ。「自分の家だと思っていつでも来て欲しい」という友情の証しなのだが、一族を束ねる長男としての思いもある。

そんな友情の家には、実家を預かる次男のトゥムさん親子をはじめ3人の妹さんとその家族が顔を揃えていた。姪の主人、弟の子供達、何年かに一度顔を合わすだけなので未だに判別は難しい。それに、あだ名が通常の呼び名になっていて、すぐの弟はトゥムで、その娘はチュム。どれも短く似ているのが多いので未だに混乱する。それぞれのあだ名には由来があるそうで、甥のビックは、子供の頃、鼻すすりの癖があったところから鼻(ビック)。気の毒な感じもするが、本人は「甥のビックです」と悪びれた感じはない。

昨晩はそんな多彩な面々との庭先での会食。手作りオーブンで焼きあがった鶏も供された。写真を見るとわかるとおり、さばかれた鶏を上向きに固定して10リットル缶を被せわらで覆う。このわら加減は長年の勘による。火をつけて待つこと15分。着いた時には既に出来上がっていた。かねては肉食ご法度だが、ここでは例外の毎日。ソースにつけて食べた。少し固かったが風味がいい。地元産の高級酒リジェンシー二本(@約1200円)を空けたところでお開き。とても素朴であっけらかんだが、節度があって、遅くまでしないところがいい。8時半就寝。

今朝は早朝から激しい雨音で目が覚めた。今日のお楽しみは、未完成の我が家の2階に上がってひなが一日涼風に身を任せながら野鳥観察。我が家?「これはあんたの家になるんだから。」人を喜ばせるのが上手なワット神父さんの社交辞令。軽い朝食のあと、早速、カメラにiPadそれにWi-Fi同伴で2階へ。

未完成なためまるで屋根付き展望台。遮るものもなく風は思いのまま。お陰で、ここが熱帯の国かと疑いたくなるほどに涼しい。Tシャツでは寒く感じるほどだ。180度田んぼの広がる世界。応接間?には水とスナックが用意されていてワット神父さんのオモテナシがにくい。

植え付けに勤しむ人々を目にしながら早速野鳥観察。ここはバードサンクチュアリーかと思うほどに様々な野鳥が飛び交う。なんとか捉えたものだけで4種類。声だけだったり動きが早かったり遠すぎたりと合計10種類ほど。これだけの野鳥が奔放に飛び交うとなれば「そんなの聞いたこともない」というワット神父さんが言った意味がわかる気がした。

10時過ぎ、我が家が急に慌ただしくなった。今夜の大宴会の準備が始まったのだ。5時間ほどもかける豚の丸焼きもあるという。鶏に豚の受難の日が続く。

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