イザヤの預言60,1-6

2003.1.5記

エルサレムよ、起きよ、光を放て。あなたを照らす光りは昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。
見よ、闇は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる。
しかし、あなたの上には主が輝き出で、主の栄光があなたの上に現れる。
国々はあなたを照らす光りに向かい、王達は射し出でるその輝きに向かって歩む。目を上げて見渡すがよい。皆集い、あなたのもとに来る。息子達は遠くから、娘達は抱かれて進んでくる。その時、あなたは恐れつつも喜びに輝き、おののきつつも心は晴れやかになる。海からの宝があなたに送られ、国々の富はあなたのもとに集まる。らくだの大群、ミディアンとエファの若いラクダが、あなたのもとに押し寄せる。シェバの人々は皆、黄金と乳香を携えてくる。こうして、主の栄光が宣べ伝えられる。

東の国の博士達の来訪により、別に隠しておいたわけではないが、 幼子イエスが、一般公開となった。 見せ物になるみたいな感じがするので、 波瀾万丈待ち受ける人間世界へのデビューといったところか。 それにして、救い主のデビューの舞台が馬小屋だったとは！ 生まれて間もない赤ん坊のデビューというのも前代未聞。 もっとも、映画では赤ちゃんの登場は珍しくないが…。

デビューと言えば、浮き沈みの激しい芸能界を連想するが、 救い主のデビューもどこか似ている。

あなたが、洗礼を受けていて、一応、信者であるとの認識があるなら イエスがあなたにとってどの程度の存在なのか少し感考えて欲しい。 その度合いに応じてイエスがあなたに自分を現す。 １０％の信者。３０％の信者。５０％の信者。いずれでもない信者。
信者と言っても一通りではないが、いずれにしても イエスのあなたの中での人気の度合いは
あなたの信者の認識度合いに比例している。 もっとも、その度合い、％を計るのはあなた自身でしかないわけだが…。

要するに、イエスはあなたのその時その時の信仰状態、 あるいは気分次第で、あなたに翻弄されながらアップアップと それでもあなたにつかず離れず人気上昇を期待し続けている。
まるで、両親の手の中にすっかり身を任せている幼子のように。

で、イエスは、あなたの中で、 あなたという欲望渦巻く世界の波にもてあそばれ？ながら、
デビューとカムバックを繰り返し いつの日かあなたという栄光の舞台で喝采を浴びる日を
じっと待ち続けているのだ。

２００３年、今年もそんなイエスとのおつき合いよろしく。