真夏のハネムーンへ…?
出エジプト記16,12-15
2003.8.3記
「私はイスラエルの人々の不平を聞いた。彼らに伝えるがよい。『あなた達は夕暮れには肉を食べ、朝にはパンを食べて満腹する。あなたたちはこうして、私があなた達の神、主であることを知るようになる』と。」夕方になると、ウズラが飛んできて、宿営を多い、朝には宿営の周りに露が降りた。この降りた露が蒸発すると、見よ、荒れ野の地表を覆って薄くて壊れやすいものが大地の霜のように薄く残っていた。イスラエルの人々はそれを見て、これは一体なんだろう(マナ)と、口々に言った。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。モーセは彼らに言った。「これこそ、主があなた達に食物として与えられたパンである。」
時々、送られてくるグルメの通販雑誌は業界一どころか、企業としても健全経営という点ではトップクラスなのだという。時々、ワインを注文するので、ボクも企業に貢献していることになるが…。
弁解がましいが、ボクはグルメ志向ではない。いつも買うのは千円以下のしかも送料無料のワインと決まっている。ま、そういうことはどうでもいいとして、グルメ志向がいかに多いかは上記の話しからも頷ける。で、上の雑誌が、もっともらしい解説を付けて、、エジプトの砂漠でマナを食べるツアーでも企画しようものなら大人気を博するかも知れない。
イスラエルの人々が数十年も主食としたマナ。当初人々は、それが一体何なのか分からずに戸惑ったようだ。やがて、単調な食べ物に飽きた人々はエジプトでのグルメな食生活を懐かしむようになる。ウズラとマナを一世代も食べ続ける生活。想像しただけでウッとくる。しかし、なんだかんだ言いながら、砂漠での数十年こそが、イスラエルと神とのハネムーン時代だったと言われると、思わず頭を抱えてしまう。
な、何ですか、これは…? まあ、食べてごらん! えー!クンクン…。 ウッ! ボクはケ、ケッコーです。 まあ、いいから食べなさい! ア、アはい。では一口…。ウーッ!…。 どうだ、うまいだろう。 ア、イヤ、はい…。
神様、あなたのグルメ志向は半端ではないようですね。あなたのおすすめの味、正直言って、結構苦いです。こういうまずいものを、いや失礼、イスラエル人たちに数十年も食べさせたなんて…。それでもハネムーンですって?愛…って、不思議ですね。
あ、イヤ、それは今更いいんですが…。あの~、ぼ、ぼくも連れてって下さい!