日本を揺るがした大事件で62年前にフラッシュバック

それでも!Blog

確かに民主主義への挑戦ではあるが

日本中が動転したものだから、政治家も同じだったようで、コメントも同じ。「許しがたい民主主義への挑戦」。確かに結果としてはそういうことになる。有無を言わさず自由な発言を封じたのだから。本人に政治的動機はないらしいので、本当の動機を知りたいと思う。殺したくなったほどの恨みの深さの真相は何だったのか。

浅沼稲次郎、と言っても若い人々には誰のことかと思うに違いない。社会党党首のことだが、講演中に17才の少年に殺害された。当時ボクは高校2年生。同じ17才ということで急遽全クラスで感想文を書かされたことを覚えている。「同じ17才として信じられない・・・」みたいなことを書いたと思うが後は覚えていない。

当時のボクは、「灰色の青春はボクのためにある」と引きこもりに近い生活をしていた。つまり、何をしても楽しくなかった。友達は写真部に入ったり運動部で汗を流したりしているというのに何一つ心が動かず、つまらない高校生だった。そんなときに知った17才の凶行。彼がとりつく島もないすごい大人に感じられたものだ。

あれから62年。今度は41才の大人。比べようもないのだが、17才といえば曖昧模糊とした青春時代のまっただ中、41才といえば頼もしい社会の中堅どころというイメージ。どちらもステレオタイプに過ぎないのだが。そういえば、見るとはなしに見ていた民放で18才のラーメン店主が紹介されていた。彼は確かに輝いていた。

御領ヶ池のカルガモとアオサギ

御領ヶ池のカルガモとアオサギ

脈絡はないのだが、「日本の首相は悪い!」10年ほども前になると思うが、韓国に行くと何時も親しく迎えた夫婦のお友だちの奥さんの言葉も蘇った。今度の事件を聞いてどう思っただろうか。ウクライナ侵攻といい、カルガモとアオサギのように異なもの同志が相和していく世界が待たれるこの頃ではある。

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