ボクの一押しは
面識のあるフィリピンのタグレ枢機卿。実際、「次は彼ではないか」とささやかれていたという。教皇の外遊にはいつも側近として同行。前教皇と同じように人々に近く若者にも絶大の人気がある。それに、会うたびに”旧知の間柄”と錯覚するほどにフレンドリー。案の定、選挙前の候補者の二番手に紹介されもした。
なんとアメリカ人の教皇が誕生した!
しかし、結果は見事に外れ、思わず「えっ?!」と驚いたものだ。しかし、なるほどと合点。全く個人的な感想だが、独裁国家になり下がったアメリカ再生の必要を枢機卿たちは感じたのではないか。もっとも、そんな政治的判断が働いのではないとは思うが。
いずれにしろ、自国本位は自分中心の未熟な人間の姿。福音派の信者でありながら福音とは対極にある発想。世界の笑い者になっている裸の王様。民主党はいったい何をしているのだ!と叫びたくなるが、話を元に戻そう。
やっぱり意味があるのではないか
そうは言っても、やはりアメリカ人教皇の誕生には意味がある。核爆弾を製造し日本を実験場にした国。それにかかわらず、核拡散防止条約にも署名しないアメリカ。そんな国が世界のリーダーになっていいものか。
武力でなく祈りと対話による世界平和の確立は前教皇の遺言みたいなものだ。枢機卿たちは、そんな大事な遺言を新教皇に託した。そう考えたい。ともあれ、今後の新教皇レオ14世の健康と活躍を祈りたい。

アメリカシャガ。アヤメの一種でアメリカ産。長く伸びた葉の先端から花を咲かせる。お隣に貰った鉢植えから咲いた。
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