卒園式2日目は九州でも指折りの元気な町国分。JRに揺られて人を眺め海を眺めて…

静かに待てた

解体を待つ園舎。来年からは新しい園舎で。卒園式2日目は国分幼稚園。今では、認定こども園カトリック国分幼稚園と長い名前になった。おかげで、律儀な園長は、20名の子ども一人一人に、「以下同文」なしに全文を繰り返した。さぞ舌も疲れたことだろう。それにしても、授与式が終了するのに軽く30分を要したというのに、50名ほどの在園児たちは身動きひとつせず静かにできていた。1時間を過ぎても、さすがにくたびれたようすだったがそわそわもなく、ましてお喋りもなく💮。司会役の主任の先生の穏やかな声からして園全体に穏やかで落ち着いた雰囲気が広がっているのかもしれない。モンテッソーリの教師資格を取得した先生が誕生し、来年はもう1人が取得見込みということなので、モンテッソーリ教育の本格始動の下地はできているようで嬉しかった。

泣く子もいて

今日は男の子も女の子も涙ウルウルのこども達がいた。主任先生は司会の言葉もままならないほどで、隣では園長もハンカチを取り出していた。「先生泣いていたけどだいじょうぶ?」小さな在園児が引率の先生に声をかけていたのが愛らしかった。「アタシのバアイ、泣くのはお腹が痛かったり具合が悪いときと決まっているのに先生どうしたの?」と言いたかったのかもしれない。そんなあどけない子供達が大人びてくるのに時間はいらない。昨日あのサッちゃんに会ってつくづく思った。そういえば、30年前の初めての卒園式で目を真っ赤にして泣いている吉満君の姿は衝撃的だった。親子の別れならともかく、先生や友だちとの別れの辛さをこんなににもストレートに表す!大発見でもしたような驚きは今も鮮明だ。だから、下の名前は忘れたが顔と苗字は今も忘れない。その後、自分が同じ道をたどることになろうとは。もっとも、ボクの場合は大好きな子供たちとの別れに対してだが。それにしても、卒園式の関心の1つが「子供が泣くかどうか」とは悪趣味?

 

 

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