それぞれに

それでも!Blog

聖母の前でアガパンサス誇らしげ。梅雨の晴れ間の曇り空。シスターたちの養護施設から届けられた花の苗移植2時間。たっぷり汗をかいた。サルビヤに日日草ほか7,8種類の花の子供たち50本ほど。といっても、すでに開花しているものがほとんどだが。

あるものは、バラコーナーの空きスペースに所せましと肩を並べ、あるものは、アーモンドの木の下に、あるものは咲き終わったゆりの間にとかなり強引に引っ越してもらった。

秋の木市で買に実がついていることに気がついた。しかし、その数倍の大きさと年月を誇るもう一本は今年も0。あれほど花を咲かせたというのに、まさに実の一つだになきぞ悲しき」だ。

それでも、数年前、通販で取り寄せたイチジクの木にはちょうど食べごろの大きな完熟実がぶらさがっていて早速収穫。それに、オリーブの同期生で、あれから半年も過ぎるというのに、押し黙ったままでピクリともしなかったサワーポメロの若木から瑞々しい芽が数本ニョッキリ。「生きていたのか!」生の証しに歓喜した。

カラシダネの木の下の草むらには幼木が一本だけ頼りなさそうにひっそりと。ツメクサやチチコグサは姿を消し、ハハコグサともども緑の若葉だけが地面に這うように広がっていた。名札撤収。それぞれに人の手によらないそれぞれのたくましい営みがあり、リズムがある。移植した花たちとはまた違う愛おしさ。

沖縄の梅雨が例年より10日も早く上がったという。梅雨上がりの聖書の庭の植物たちがどんな顔を見せるか楽しみだ。

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