祭りに行くのでミサは休みます
どこの教会でも主日のミサ30分前からロザリオが始まる。いつもは早めに着くように行くのだが、その日は少しまごまごしていたらぎりぎりセーフ。着くや否や表題のセリフ。欠席届の信者のものだという。「6時からだからミサが終わってから行けばいいのに!」
「祭りは祭りでも、あっちの祭りが楽しいんじゃないの?」そんな冗談を返しながらロザリオは始まった。表題は先唱者の意向。麗しいではないか。村の祭りを無視するでもなく、ミサをサボった仲間も楽しく過ごせるようにと祈る。やっぱり、小教区は楽しい。
楽しいと言えば…
いつだったか、早めに着いたら、長時間の停電だという。「停電が早く収まりますように」との意向でロザリオは始まった。一向に解消する気配もないままミサが始まった。「ローソクの明かりで何とかいけるかも」と祭壇に上がったとたん電気がついた!
一斉に歓声が上がった。「マリア様が聞いてくださった!」喜びの声を上げながら、全開の窓を閉め、クーラーをつけていつもの通り涼しい中でのミサが始まった。ヤレヤレ。こんなハプニングも又楽しからずや。
とにかく信者たちとの時間は楽しい。

停電の中十字架だけが照らされて。夕日が何かに反射していた。
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