あの長いヘラのようなくちばしをこの目でしっかり見たいと二度目の挑戦

ナンテマガインデショウ!

多くはカモ類だがシギにカワウとさまざま二回目となるクロツラヘラサギ。干拓地かと思われる一帯は数キロにも及ぶ防波堤で囲われ、かなりの沼地もあって野鳥たちの天国になっている。前回はかなり歩いた後での発見だっただけに、一回目の時とは逆方向に車を進めた。しばらく行ったあたりの空き地に車を止め海に向かって歩きだした。五分ほど行ったところで「絶滅が危惧されているクロツラヘラサギkyozonが越冬中です」の看板に行き当たった。ナンテマガインデショウ!子供の頃、シマグチ(方言)しか話さなかった我が家で唯一トカイの臭いのする言葉で母親が少しおどけた様子で良く使っていた。姉たちも母親をまねていたようで我が家のちょっとしたハヤリコトバになっていた。ともあれ、マガインが「間がいい」のことだと知ったのはかなり後になってからだった。あ、又脱線。

ワクワクドキドキ

だんまりむっつりの三羽そんなことはどうでもいいとして、ドキドキわくわくの絶滅危惧種との再会を前にして60年も昔の記憶が蘇るとは!それというのも、かなり方向音痴のボクとしてはカンが的中したことで誰かに誇りたいほどの自己陶酔…、あ、これも今はどうでもいい。早く現場に急がなければ。はやる心をさえて小さな橋を渡るとすでに三人の鳥マニアたちが陣取っていた。いたいた、確かにそれらしいが、前回同様体を丸めて動かないでいる。しかも三羽だけ。先客の御仁も「動かないんです」とつまらなさそう。ガッカリしたが、堰を挟んだ向こうの二人が目を凝らすカメラの向こうには白いものが。あわててカメラを担ぎ堰を超えた。

安全安心

tobu1するとどうだろう。先日と全く同じ場所にクロツラの団体さんが。しかしやっぱりじっとしている。再びがっかりしていると、モソモソしていた一羽が突然飛び立った。そして50mほど手前の三羽に合流したのだ。tobu2すると、間を置きながら次々と先頭に従った。夢中でシャッターを切ったが、やっと解せた。岸から一番遠くて安全な場所で寝て、遊んだり餌をとるのはカモたちのいる岸に近い所。なるほど、安全安心は鳥世界でも同じ。

共存共栄

こうして、オオモノたちが移住してきた餌場は一段と賑やかになったものの、それぞれが思い思いに好きなことをしながらkyoen1の共存共栄。争いもなく文字通り平和そのもの。酉年の来年こそは、人間社会も鳥たちにあやかりたい。それにしても、長いくちばしを豪快に振り回しながら羽繕いをしたり、体半分を水中に沈めてバシャバシャやったり。二羽が同じことをしてsankuroいるのに刺激されたかのように、カモやバンまでが同じことをして見せた。まるで羽繕い競演。癒しのバードサンクチュアリー。見飽きることはない。

健やかな日々を

難民の皆さんが一日も早く平和で安心できる場所に落ち着くことができるよう祈りながら、クロツラはじめ様々な野鳥たちカモたちによるシンクロナイズドがトリインフルから守られ、住みやすい環境が守られるよう祈るばかりだ。一年のご愛読に感謝しながら新しい年も、水上をスイスイ行く野鳥たちのように、神さまのいつくしみの中で健やかな毎日であるようお祈りします。

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