謹賀新年!お笑い番組の福音的価値に気が付いた元旦の昼下がり

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ボクのドラえモン

十時のミサ司式。説教は主任司祭。クリスマスに続いて「司教が3回も説教をしない理由は、『教区報の年頭書簡で教区の皆さんに年頭のあいさつを書いたので』読んでくださるとうれしい」。主任司祭の弁解に思わず顔を上げた。確かに、主任司祭はボクにとってはドラエモン。気持ちが乗らない時に、「説教をお願いします」と言うだけで「アイヨ」と引き受けてくれる。何よりも、ボクには決して思いつかない、取って置きのオハナシが聞けるから楽しみということもある。だから、ボク自身期待しているところもあるのは確か。信者たちも同じに違いない。だから、ベンカイは無用だった。

オオシマ姿のアン神父

紬そのものはおばが織った。仕立て母は。ミサの出席率は8割程度。エチオピアで獣医として十年働いたあと、松江の島で15年。今年もそんな野田君一家が帰郷して、ミサでは前列を占めた。後ろの方でなく前列というのが彼らしい。もっとも、高校生らしい男の子二人は迷惑そうなに見えた。「…ノダさんの家族5人がお見えになっています」という案内係の声にも二人だけは立たなかったのもあの年ごろのキモチ。それにしてもノダ君、髪黒々の好青年も今ではロマンスグレーの魅力的な好壮年。島の人々にとってはなくてはならない先生。そういう意味では、彼も人々に近いフランシスコ教皇路線を地で行くカトリック正統派だ。ミサ後はホールでの新年会。と言っても、ぜんざいとスナックのアルコールナシの茶話会。アン神父さんがオオシマで登場。まるでモデルのよう。良く似合う。ツーショットでの記念撮影要望に大わらわ。

サンゴン

サンゴンの合間にイカと昆布のつまみ。さて、我らが司祭館のお昼は「奄美の神学生」と自称するだけあって、諏訪神学生による本格的な奄美の正月メニューサンゴン(三献)。最初は魚の雑煮、二献(ニコン)目は刺身。三ゴン目は豚肉雑煮。美味しい日本酒でサンゴンを終わった住人が引き上げた後一人での二次会。元旦のお笑い番組で学んだことはボケと突っ込みの掛け合い漫才。早口でしゃべりまくる相方とは対照的なとぼけたボケ役との絶妙なかけ合い。「人生は漫才」とは言わないが、あの対照的な二人の掛け合いは人間関係の原点。何かにつけすぐにムッとなる自分にとっては預言的ですらある。今年は、「ムッ!」としたとき漫才師の相方になる秘訣を学びたい。そしたら、人々を笑わせて平和にできる。漫才の福音的価値に目覚めた元旦だった!

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