ベネディクトが来た。いやベネディクト助祭だ。昨年の8月以来なので8カ月ぶり。再会の喜びを交し合ったものの淡々としたものだった。ビザの手続きが進まずさんざん待たされただけに「やっと来れました!」と劇的再会かと思いきや。もっとも、感情を外国語で表現するのは難しいので当たり前だ。
少し遅いお昼だったが、話に花が咲いたのは言うまでもない。司教様はじめ、主任司祭やシスター、それにいつも車で送迎してくれたパウロさんからのよろしく、それに信者たちが「鹿児島に行きたい」と言っていることなど。家族で二泊三日の別府旅行に行ったことなど、臆することなく言いたいことを次から次に話してくるのは彼らしい。
どうしてエイズ患者の話になったのか忘れたが、「要するに、『韓国人のシスターが日本にあるエイズ患者の施設で働いた』ことがある」と言いたいのだろう!?」。「いえ、違います!」ガクッ!”司教さんの自信”がひんしゅくを買ったのは言うまでもない。聞き取りの練習が続く毎日になりそう。ヤレヤレ。
ところで、今日はアン神父さんの叙階10周年記念日。夕食にビールを飲むことに。そういえば、十年目を迎えた司祭たちは、毎年11月の神学院祭で、メインテーブルに招かれてみんなの祝福を受けたものだ。神学校統合でそれもなくなった。ともあれ、異国で祝う十年目。どんな感想か聞きたい。
午後、聖書の植物の庭の植物たちのための名札制作。明日名前と聖書の箇所を書き入れる予定。
「みんな揃ってます。」内線の声に驚いた。あわてて駆け付けると、テーブルには、祝ってもらうはずのアン神父様の手になる魚の丸焼きが。「ブイという魚は聞いたことがないが。」一同思案気。「ブリのことではないか?」、「あ、ブリか!」ということになった。
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