「司教の集い」第2部のテーマは「ITを通じた福音宣教について」一番の関心事に胸踊る思いではあったが…

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ITのイロハ

ネット宣教の無限の可能性説く

ネット宣教の無限の可能性説く

昨日午後からの勉強会は興味深いものだった。メディアとは、マスメディアとはから始まって最新技術のキーワードに至るまで丁寧な解説が続いた。先ず、IoT。Internet of Thingsの略で物と物をつなぐもので、この技術が元になっているレジのないスーパーが中国ではオープンしているという記事を読んだことがあるが、話を聞いてそんなことだったのかと改めてスゴ〜イ!しかし、怖いと思ったのは、顔認証で入店がチェックされるということ。財布の中身もみんなチェック済みで、「この人には支払い能力がない」と判断されると、その時点で入店を拒まれるのだという。

空恐ろしい感じも

どこでいつその人の情報が店に伝わったのかは聴き損ねたが、ボクの場合、クレジットでの支払いが多いので、ある意味ではプライバシーは自ら放棄しているようなものなのでそのへんから把握されているのかもしれない。全ての商品にICチップが埋め込まれているので、商品を買い物かごに入れるたんびにチャリンと口座から引き落とされることになるという。アメリカや中国ではこれが現実のものになっていると聞けば、思わず、「(@_@)ヘーッ!」とため息をつくのみ。それが可能になるのは膨大な情報(Big DATA)を瞬時に整理できる人工知能(AI)の進化があるらしい。自分で操作しなくても車が勝ってにやってくれるという自動運転車が可能になるのもAIのおかげだ。4つ目のキーワード「ブロックチェーン」が仮想通貨の元になっているということは分かったが、そのカラクリの理解はできなかった。

教会が道しるべとなる

マゼランがセブ島に上陸。この紋どころ的?宣教

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ミサには行くという信者なだけに、「今後の日本における福音宣教はどうあるべきか」という問いかけは忘れなかった。今の時代は、「何が正しいのかが分からないだけでなく、正しそうなものに溢れている」という。「迷いの爆発的な増大」という言い方をし、だから、「神の存在が潜在的に求められている」ので、「カトリックが正しい判断の道しるべ」になるべきだと熱く語られた。「人々の迷いにしっかり向き合い、迷いのその瞬間に手を差し伸ばせる顔の見える集団になるべき」とも。そのためのキーワードは「スピード、バイラル(クチコミ)、O2O(Online to Offline)」。専門用語続出に会場からは戸惑いの失笑が。

👍で宣教?

フェイスブックで👍いいねしよう、の呼びかけがあるように、教会にも👍をする担当者を置けばいいのかもしれない。彼らの用語で、そんな人のことをアンバサダー(大使)と呼ぶ。つまり、教会の中の宣教活動者のこと。そういう人たちが、ネット上で発信される教会が生活の場で繋がっていくことになるとの理解を得た。その際大切なのは、「発信者のパッションが重要」という指摘はうなづけた。ネットの世界は、「論理より感情が優先される」というのも心に留めておきたい。「カトリック的なバックボーンを持つ人の情報発信は、人々の迷いを取り除くための無限の可能性を秘めている」という結びの言葉に新たな息吹を吹き込まれたようで元気が出た。

 

 

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