恵みの上に更に恵み
大阪大司教区の補佐司教も共同司式に加わり、ボクを入れて3人の司教での叙階式となった。新司祭に対して全司祭が頭に手を置く按手(あんしゅ)が成されるが、「お二人はしないでください。三人ともしたら司教の叙階式になってしまうから」というのが理由。そんなものかと初めて知った。「私たちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた」(ヨハネ1.16)。記念のカードに刷られみことばだ。だから、これまでお世話になった全ての人々を名指しで紹介しながら感謝の言葉が述べられた。「今日が、恵みの上に更に与えられた一番の恵みだ」と締めくくり拍手を浴びた。今後は、引き続きローマの大学で教会法の勉強が続く。教会法といえば教会の掟集、神学校時代の指導司祭が連想される。しかし、かつて「掟は神様の愛の心遣い」と聞いたので、大いに期待したくなる。まずは本人自身が、神様の心遣いの深さを体験し、自分の言葉で語れる、現教皇のようなおおらかな司祭になってほしい。
ともあれ、霧島新司祭おめでとう!
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