入管での死亡事故は医療の問題ではなく人権感覚の問題

それでも!Blog

死亡事案が起きるたびに、国は再発防止策を掲げてきた

というが、なぜ功を奏することがないのか。記事によると給料が安いので医者の確保が難しい。だから、十分な医療体制を整えることが出来ないのだという。それは違うだろうと言いたい。そもそも、アジアの人々に対する蔑視感覚があるからではないのか。惜しげもなく国債を発行して軍備費は天井知らずだというのに!

農耕民族の日本人にとって大事なのは個人よりもみんなの善。だから個の自立という思想が育ちにくかったのは分かる。つまり、教育においても1人1人が自分の考えを率直に述べる訓練がなされることはなかった。仕方のないことではあるが、「一人一人が違っていい」という基本的な人間観が希薄。

逆に、外面的な違いは気にする。肌の色、髪の色などなど。しかも、同じアジア人でありながら、アジアの人々に親近感よりも優越感すら持っている。だから、苦しんでいる人が目の前にいるのに何とか助けようと一生懸命に行動しない。だから、手遅れになる。

個が育つ

個が育つ

ぼくの結論は、だから、医療体制の問題以前の問題、つまり人権感覚の欠如による問題であって、入管職員の再教育が必要になる。もう一つある。それはこうした重大事故が多発しているというのに、野党が黙って問題にしないことだ。彼らも、人権感覚が鈍っているから?

入管庁によると、16日現在、全国9施設に207人が収容されている。今日配信のデジタル朝日より。国会議員のみなさん、特に野党のみなさん、国葬不参加もいいが、入管でのアジア同胞の置かれた立場に目をつぶっていたら野党としての立ち位置が問題になりますよ。国際的に通用する人間観をしっかり持って国政に臨んで欲しいです。

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