異色の2歳児
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最近花が短くなったという藤棚
指宿白百合幼稚園の入園式に招かれたことはあるが、当局側としての入園式は初めて。隣に座った後援会長さんも「初めてで緊張しています。」短く無駄のない挨拶に好感が持てた。それよりも印象深かったことを一つ紹介したい。ここの幼稚園には2歳児クラスがあって、さくら組。中でも目を引いたのは一番小柄な女の子。「お名前を呼ばれたら元気よくお返事をしてください。」元気な返事をしたのは言うまでもないが、「名前を呼ばれたお友達は前の席に来てください。」ほとんどの子は親から離れることはなかったが、その子は、すっと立ち上がり、ぴんと背筋を伸ばし、何のためらいもなく、威風堂々つかつかと進み出て自分の席に着くではないか。人生わずか2年とは思えないほどの落ち着き。その後も式が終わるまで静か。
自立は成長の証
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階段横の壁画
後で分かったことだが、昨日だかおとといだか、「お部屋に入ろう」と誘われてもやめないで10周以上も走り続ける2歳児という女の子がいて驚いたが、今日の子がその子だという。「あの子は大物になるよ。」思わず口走ったものだが、女の子に「大物」は語弊があるかもしれない。何と表現したものか。ともあれ、こんなにも自立した2歳児も珍しいのではないか。この子が成長して卒園するまで見届けることができそうなので今から楽しみだ。自立こそ成長の証といえるが、まさに完熟児?
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