ザビエルの海は果てしなく
今日は、久しぶりに、FMから流れる軽妙なしゃべりを聞くともなしに聞きながら、夏物と冬物を入れ替えたり、溜まった返事を書いたりのんびりムード。4:30、早めにラン。
「ザビエルの海」読了。色んな意味でとても面白かった。まず、ザビエルの宣教の足取りを克明に記しているのに驚いた。どうやら、書簡が手がかりらしいが、世界地図を引っ張り出してマーカーで印を付けたり・・・。
一番驚いたのは、ザビエルがインドでの宣教に失望したことだ。見込みはないと判断してマラッカに渡ったのだという。それというのも、ポルトガルの全盛期。ポルトガルにつくことは商売繁盛を意味した。現地の人々は、そんな商機を逃すまいと、ザビエルの勧める改宗をあっさり受け入れた。これが、「1日2万人も受洗」の真相だという。
一方、現地駐在のポルトガル人達には、「異教徒への宣教」という意識はなく、砦の中で身を守り、現地の人とは交わろうともしないばかりか、これまた、如何に有利に商売するかというアタマしかない。
ザビエルはキレた。
- もっと手応えのある働きがしたい!
マラッカでヤジロウと出会ったザビエルは、彼の教養、立ち振る舞い、全てに感動して日本宣教を確信したのだという。
それにしても、ザビエルが日本宣教に使ったのが密貿易船だったとは!世界の情報に通じていたので確かな情報が手に入ったからだというのだが・・・。
こんなにも誤植、脱字の多い本は初めてだが、ザビエルの全書簡を読みたくなること請け合いだ。
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