半縦走も楽し
絶好の登山日和。まずは中岳そして新燃となるはずだったが駐車場入り口で「新燃岳登山禁止令」。とにかく行けるところまで行くことに。
中岳までベテランの予告通り1時間弱。今回は一歩づつ着実にベテランの後に付いた。えびの高原で見たミヤマキリシマは薄紫。しかしここ中岳から新燃にかけてはピンク。山並みという山並みはことごとくピンクに覆われて思わずブレステイキング。ザビエル教会時代ピアニストのエスペランツァ女史と霧島での英語ミサに通っていた頃眼下の絶景に「オー、ブレステイキング!」それで覚えた。
ともあれ全景を見てもらおうと動画にした。そんな感動も行く手を遮る「火口活動活発なため危険。立ち入り禁止」の高札?とともに張られた非情のロープに吹き飛んだ。「やっぱり!・・・」逡巡したが強行突破を断念し、高千穂に予定変更。「本当の勇気とは危険を乗り越えようとすることではなく危険に直面したとき引き返すことだ」と言ったのは教皇ピオ十世だったか?
30数年振りとなる高千穂の思い出は瓦礫に足をとられて靴のかなが小石だらけになった事だけ。今回はそんなことにもならず危惧した割には楽勝。その理由が靴のせいだけでないことが分かったのは霧島山系を庭のごとくに歩き回っているベテランの感想だった。「ボランティアの人達がよく手入れをしている。ありがたい。」なるほど言われてみると中岳コースにしてもそうだが板の歩道があったり、石段をつくったり頂上までも人の手が入っている。「来る度に登りやすくなっている」と言わしめるほど山を愛してやまない人々がいることに驚いた。いや、山に登る人には兄弟のような愛を感じるのかもしれない。そんな人々の陰の奉仕のおかげで好天のもと二回目となる登山を満喫できた。それにしても足元の安心はマラソンシューズの比ではなかった。ともあれ縦走はできなかったが半縦走に乾杯だ。
乾杯といえば、鹿光会(東光会鹿児島支部)事務局から先週応募した30号が「入選」の吉報あり。昨日の運転中の電話が先生からの「おめでとう」だったとは!入賞者1、ほか全員入選に先生もご満悦のご様子だった。
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