思いがけないノベナキャンペーン
7ヶ月ぶりの国分教会は、いつもより少ないということだったが、かねては、従来の2倍ほどの40-50名の参加者があるのだという。顔ぶれも多彩で、
赤ん坊を抱えた若いお母さんに鹿児島弁を話す金髪の子どもたち、それに数名の求道者。そしてミサの侍者は母親についてきたという洗礼がまだの小学4年生。
2月5日は日本26聖人の殉教した日とあって主任司祭は緑をやめて真っ赤な祭服着用を決めた。主の日が優先するのでは?と異議を挟もうと思ったが、「権威や教義は少し控えて・・・」という司祭大会でのラディカルな提案が蘇ったので、素直に従った。たしかに、色を変えたぐらいでイエス様も目くじら立てることもあるまいと思えば、少々のことは気にならなくなるから楽だ。
気持ちが楽になるということは確かに福音の実りの一つには違いない。日曜日ミサに行くことで、かねての緊張がほぐれ、気を楽にもって一週間をはじめることができるなら、イエス様も思わず、「よしっ!」とエールを送ってくださるに違いない。生き辛い日本の社会につぶされないためにも日曜日のミサを大事にして欲しいと思う。日本でも有数の元気のある町のひとつだけに教会に集う人々も元気になって欲しい。
ミサ後、一人のご婦人が、新年号の教区報と毎日祈っているというノベナの祈りの本を手に持って、興奮気味に話しかけてきた。「5年間毎日これで祈ってます。司教様がノベナの祈りについて明言されたので嬉しくて嬉しくて・・・。」しかも、説教で「祈りは効く」と言ったものだから、わが意を得たりとばかりに、「これです、この本です。本当にお祈りは効くんです!」と周囲のみんなにも大キャンペーン。みんなは彼女に釘付け。「熱心な人々の祈り」だと思っていたという彼女の証言にはインパクトがあった。認知度をえたノベナの祈りが教区を変える。信心が宣教の力となる。そんな予感がしたひと時だった。
帰りのJRはほぼ満員。休日は鹿児島まで繰り出すらしく、高校生らしい若い人たちが目立った。
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