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教会献堂50周年

作成者 admin投稿日 2008年06月01日 20時24分 最終変更日時 2008年06月01日 21時54分
信徒であふれた出水教会

ミサ後のパーティー

鹿児島教区の最北端出水(いずみ)に宣教師がやってきたのはかれこれ50数年前。手入れの行き届いた武家屋敷群の真ん中に建つ50歳を迎えた教会。韓国・東京からも司祭を迎えて総勢20名ほど?

聖堂を埋めた200名余の信者の中に恒吉先生の姿も。35年前の出水教会カテキスタ(教理指導者)。当時、ボクは助祭として実習中。若者たちをぐいぐい引っ張り、主任司祭とも対等に渡り合う快活でパワフルな先生だった。杖をつく姿は痛ましかったが、頭脳明晰で弁舌に衰えは感じない。何よりも宣教者魂は健在。「一人の高校生ほか三名の洗礼の準備中。」はつらつと語る姿はまさにエヴァーグリーン。

「だから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えていくとしても、私たちの内なる人は日々新たにされていきます」(2コリント4.16)。パウロの確信に満ちた声が聞こえてくるようだった。

三名の子供さんも聖母幼稚園卒という市長さんもパーティーに出席され、「教会あっての幼稚園。教会のお陰で地域の教育に貢献していただいたわけで、その点でもお礼とお祝いを申し上げます」ときわめて筋の通った挨拶はさすが。

久し振りに?洗練された聖歌隊の奉仕があり、落ち着いた男性のソロによるラテン語の聖歌が聖堂に響き渡り、いつもは静かな武家屋敷の真ん中で捧げられたミサは、まさに荘厳ミサだった。地元の信者たちが如何に思いを込めて準備に当たったかがよく伝わった。「ボクのときに50周年に当たらないように」と願っていたという主任司祭。侍者の練習からパーティー会場への誘導まで、汗だくで動き回って頑張ってくれた。これが小教区の司祭。ほんとにご苦労様でした。「祝50周年 これからも」だったか、前向きな標語が心強かった。

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