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黙想ツアー(1)

作成者 admin投稿日 2010年03月06日 23時55分 最終変更日時 2010年03月07日 21時01分
エビ雑炊

エラブユリと聖母

あたふたと6:50のバスで空港に駆けつけてみると「天候不良により条件付の運行・・・。」最悪の場

合は鹿児島に引き返す場合もあるという。しかし、2年ぶりとなる沖永良部空港周辺は青空ものぞく曇り空の快適ランディング。

司祭館でのコーヒーのあと早速島内観光へ。「マリア様の御絵、トッテモトッテモきれいネ。」町の資料館にマリア様の御絵?早速出かけてみることに。なるほど、正面にはバックライトで鮮やかに映し出されたお告げの御絵が。一目で合点した。そうなのだ。大天使が捧げる花がユリの花。そして右手には繰り返し放映される解説のビデオ。明治32年に漂着したイギリス人が自生のユリを持ち帰って改良したのがエラブユリの始まりだとする解説に続いて、ユリにまつわるヨーロッパの宗教画が数多く紹介されている。「エラブユリ→お告げ」という連想が面白かった。それにしてもお告げのあの御絵がこんなにも認知されていたとは!

お昼のゾウリえび雑炊は身をほぐすのに苦闘したがあっさり味でおいしかった。空港下の海岸の散策はまさに癒しのひと時。遠浅のリーフ(環礁)にはまち鳥?が群れ、透き通った潮溜まりでは小さなハゼがはね、まさに楽園。ドイツへのお土産にと主任司祭と二人での貝殻収集も時を忘れた。

「昼寝は天国でいっぱいできます!」司祭になる前の夏休み、助祭として司牧実習に派遣されたのは県北端の出水(いずみ)教会。29歳のときだ。主任司祭は44歳の疲れ知らずのドイツ人宣教師。家庭訪問に病院訪問と息つく間もなく引っ張り回されたものだからさすがの若者助祭でもダウン。なれない動きに疲労困憊?つかの間の休息をと、あてがわれた玄関横の畳の部屋で大の字。遅れて入ってきた彼の第一声が冒頭のセリフ。思わず反射的に飛び起きたものの身の処し方に困っておろおろしたものだ。

あれから38年。今では67歳と82歳。しかし彼の情熱は健在。空港への出迎えから観光案内までかつてのコンビが蘇った。「運転代わらなくてもいいですか?」ふとナントカ高齢者を気遣った。「ゼンゼン疲れないネ。・・・運転したいですか?」「・・・」

7:30までに夕食を済まそうと帰宅後町に下りたがお目当ての店はいずれも開店前。しかたなく司祭館でのインスタントラーメンパーティーとなった。初日の今夜は今朝の福音「放蕩息子のたとえ話」を巡って16名が輪になっての分かち合い。小4のリク君と弟の小3のソウ君に読んでもらった。きれいな読み方だった。「心配かける子ほど気にかかる。」「親にしてみれば兄も弟もない。両方同じ。」などなど、ほぼ全員の分かち合いはさすがに人の子の親。まとめとして「父親として祈りながら待っていた。祈る神様」などいつもの話を約20分。赦しの秘蹟の後お茶。11:00就寝。

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