故郷を追われた人々
イエスのナザレ帰還と故郷の人々への失望感。故郷の不信行に泣くイエス。 結局は、人々の不信感に追われるかのように村を出なければならなかった無念さ。 かつて、ハンセン病という病故に村を追われた人々。 イエスの時代、確かに同じ病人がいた。 立場の違いはあれ、結局は、村を追われたも同然のイエスが連帯したのは、 時代を超えて、今も故郷に帰れないハンセン病の人々に対してではなかったのか。 現実にこの人々と連帯できないでいる自分にとって、そう思うことはせめてもの慰め。 イヤ、現にイエスは彼らの一番近くにいて、彼らの苦しみ、悔しさに間違いなく連帯して居られる唯一の方。
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