オプス・デイ。初めて聞く人も多いと思う。オプスはラテン語で業(わざ)、デイは「神の」という意味。1928年聖ホセ・マリア・エスクリバーによって創立された。自称、賛助会員ではあるが、詳細は直接リンク先に行った方が確かな情報が入手できるので詳細は割愛したい。
昨日「アルバロ・デル・ポルティーリョ列福式」という小冊子の贈呈をうけた。
2005年だったと思うが、たまたま訪れたオプス・デイのカテドラルを訪問したときの印象は強烈だった。まず、尖塔がいくつも聳える壮大な大聖堂を想像していたら、着いた先は普通の教会どころか5階建てほどのアパート。ローマ市内を知り尽くしているはずの観光バスの運転手でさえも分からなかったほどだ。
「これがカテドラル?」一同あっけにとられたものだが、そのアパートの狭い入口をくぐった先には、目を疑うような立派な地下カテドラルが!感想はいろいろあると思うが、一瞬、ローマ時代のカタコンブ(地下墳墓)を思ったものだ。しかし、信徒が人々の中に身分を隠しながらキリスト者としてのぶれない信仰を生きる姿と重なって感動した。
今は、そのことを話したいのでもない。カテドラル巡礼を終えて外に出るとき手渡されたのが“私的信心の祈り”。アルバロ司教様の列福を願う祈りのカード。「…その取次によって私の願い(ここでお願いする)をお聞き入れください。アーメン」で終わる。あれ以来、教会の祈りの後に続いて捧げてきた。そして、沢山の願いを今も続けている。世界中から上る嘆願の祈りの結果去る9月27日にめでたく列福。
そんなことから、送られた小冊子を早速ひも解いてみた。司教様については、二代目という以外全く知らなかったのだが、小伝を通して福者の実像にふれることができた。一言の感想だけを述べると「忠実で寛大な人柄」はボクのあこがれ。
それに、絵が上手だったと聞けば「ヘー見たい!」、そして、召命を感じたのが21歳の時だっと聞けば「ヘー同じ!」。*ちなみにこの小冊子は列福式当日に配布されたもののようなので購入は無理カモ。
ムラサキゴテンは今日は開花お休み。
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