旅の終わりに

歓迎の儀式気がついたら明日は帰国の日。今日も何処かにサイクリングと思ったが、直前まで浮かれ回るのは慎むことに。WYD並みに振り返りの日。

5年前(僕は4年前だと思っていたが)来た時と大きく違うのは、タイの中でも一番貧しい地域とされるここ東北の田舎でも若い人たちがスマートフォンを持っていることだ。そういえば、ワット神父さんはiPhoneに3G+のWi-Fiを持ち歩いている。インターネットをするのに町のホテルまで行ってもうまくいかなかったことを思うと、まさに隔世の感。この間のサイクリングのときのように、道に迷ってもちゃんと帰り着ける。しかも、日本より高速な感じがする。

子供達は一般に細身なので「1日一食しかしない家庭も多い」と機内で聞いた話はもしかしてここでは本当かもしれない。反面、肥満の女性がけっこう多い。昨日の話だと、糖尿の人が多く、「うちの信者には数値が700という人もいるよ」とこともなげ。よく食べる割りには運動しないということか。ほとんどの人が稲作農家だから体を動かすことは多いと思うのだが。

タイに来たら必ず買って帰るのが畑でとれる茶色の自然塩。ところが今ではそれをやる人がいなくて手に入りにくいのだという。この地帯は塩分を含んだ土地が多く、畑に塩が山積みになっているのを見たことがある。昨日の会食での話題の一つが塩だったようで、何処かで手に入るという情報を得たようだったが。ここでも自然エネルギーに対する関心は高いようで、フレンドシップホームの近くに広大な太陽光発電装置が設置されていた。築1年という司祭館も全てLED。

国道の改良が急ピッチで進んでいて、現在の片側1車線は片側2車線の一方通行に拡幅するのだという。ナコンパノム→ラオス→ベトナム→中国を結ぶ幹線道路なのだという。これまで閉鎖されていたローカル線の空港が再開された理由はわからないが、ここでもLCCが頑張っているのでその影響もあるかもしれない。

以前と変わらないのはレチョンでのおもてなし。祝い事に一族が集まって一匹の家畜を屠って食べ尽くす絆も、全員が健康やいろいろの願いを唱えながら一人ずつ木綿の糸を遠来の客の手首に結んで迎える儀式も健在。街には、巨大モールが幾つもできたというが、客足は多くはなかった。教会周辺の農家の人々の暮らしぶりは、異臭が鼻をついたりまだまだ悲惨。もちろん、こ綺麗な新築の家も多いが、下水溝などの環境整備は全くなされていないので汚水が溢れて非衛生的。格差を埋める道のりはまだまだ遠い感じだ。

意外なことだったが、軍事政権になって喜んでいる人がほとんどのようだった。おびただしい武器の押収、農家に対する未払いの米代の支給、前政権がし残したことに次々着手。今が一番平和だという。安定した政治、国民生活の均等な向上を心から祈りながらタイレポートを終わりたい。

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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