大山鳴動・・・
終日、未体験台風襲来のことばかりが報じられると他のことが手につかなくなる。幼稚園も教会も最大級の備えをしていよいよそのときに備えた。さすがに主日のミサの参加者は7,8人。昼過ぎから台風接近らしい雰囲気になってきた。しかし、夕方になっても未体験らしい風ではない。夜から明朝にかけてもっとも接近するらしいというので緊張感は増した。向かいの材木屋さんから材木が、また隣の2階建ての住宅からは屋根瓦が手裏剣のように飛んできて幼稚園をめちゃくちゃにするのではないか心配になったからだ。何しろ、トラックでも転がすほどの強さだと聞けば材木の一本や二本飛ばすのはワケがないと思ったからだ。「窓から離れるように」との注意が何度もなされたが、司祭館のカーテンを引いては何度も確かめた。しかも、9時過ぎが満潮になるという。ゼロm地帯としては高潮が気になった。だから、反対側のカーテンを引いては何度も暗がりの川べりに目をこらした。そうこうしているうちに突然停電になったので、仕方なく寝ることに。いつもの時間に目が覚めたが停電はまだ続いていた。取るものも取りあえず幼稚園を確かめに窓辺に急いだ。ガムテープを張り巡らされた幼稚園はかすり傷一つ受けた気配もなく昨日と同じ姿で悠然と立っていた。ホッとした。気が抜けると同時に、「大山鳴動ネズミ一匹」とはこのことだ。「神に感謝」なのだが、テレビに踊らされたような悔しさもちょっぴり。ともあれ、今朝もまた先生総出で今度はガムテープ回収に明日のための準備に午前中費やした。ヤレヤレ。
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