史上初には説明がいる
もちろん、フィリピン人の子どもは初めてでも、幼児洗礼は初めてではない。指宿での幼児洗礼も久しぶりとはいえこれまでもあった。しかし、今回の洗礼式には特筆すべきことがいくつかある。これもボクが知る限りということになるが。先ず、お父さんが洗礼に立ち会っただけでなく、招きの式で赤ん坊の額に十字架の印もしたこと。
それだけではない。洗礼の意思を問うところでは一緒に「はい望みます。」悪霊の拒否でも3度も「退けます。」信仰宣言ではやはり3回も「信じます。」こんなにもスムーズでこだわりのない未信者のお父さんたちを見たのは初めてだ。まさに未来の信者。ともあれ、これまでの司牧生活でこんな洗礼式は初めてのことだった。
ところで、前後するが、応援の同胞が10人ほどいたこともあって、ここぞとばかりに力が入ったものだから説教がつい長くなった。しかし、無学で臆病な弟子たちが突然外に飛び出して説教を始めたくだりは、日本語が十分でない彼らを励まさざるを得なかった。頷いてくれたので、「もっと話せたら」と思っているに違いないのだ。
ともぱれ、例のpersonの解説。ーsonは音の意味で響くもの。だから心が響き合うのが人。言葉が不自由でも心がバイブレーションを起こしたので結婚して新しい人が誕生した。ダメ押しとして教皇の「ありがとう、ごめんなさい、いいですか」の三点セットも紹介。母国語で子どもたちと話せるようになって欲しい。グローバルな家庭は神さまの夢でもる。分って欲しいのだが。教会でお祝いできなかったのが残念。
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