アテネを離れる前夜非常招集が
「実は明日行くことになっているエルサレムで自爆テロがありました。…」シンガポールからの参加者、確かジェームス神父さんとか言ったが、「母親もこのニュースを知っているはずだ。ボクは帰る!」口ひげを生やしたおっさんみたいな神父さんが、すっかり取り乱して、何度も「ママがママが」というのがおかしかった。
「アメリカじゃ爆弾事件なんてしょっちゅう起こっているわよ。」「怖くないの?」肩をすくめて「別に。」アメリカ人の肝っ玉おばちゃんシスターとの落差もおかしかった。翌日、ジェームス神父さんも途中で別れることもなく、結局全員何事もなかったかのようにテルアビブに向かった。実は、この後、自爆テロが各地で頻発することに。
べタニアで待っているのは「ドロボウ」
マルタとマリアの故郷ベタニアにある大きな黙想の家が宿舎。アメリカ人のグループが来るということは地域に知られているのでくれぐれも戸締りには注意するように。貧しいアラブ人地区にあるので、という理由は分からないでもないが、あまりにも熱心に注意喚起を促されるものだから聖書の現地授業のイメージが吹き飛んだ。無理もないのだが。
おっと、ミサの時間だ!
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