40数年ぶりのレジオマリエ活動に目を開かれた引退司教のつぶやき

このままではいけない!

レジオマリエが何であるか、カトリック信者の中でも知らない人は多いのではないか。マリアの軍団という勇ましい意味だが、教会の中にあるいろいろのボランティア団体の一つと言えるかもしれない。マリア様の手となり足となって祈りかつ働く信心団体と言えると思う。

鹿児島教区には多くのレジオマリエが活動していたが、高齢化とともに消滅の歯止めがかからず、機能しているのは2,3か所と思われる。そのうち生き生きと活動を続けているのが浦上教会のグループだ。

マリア学の信徒版

400頁にもわたる指導書

400頁にもわたる指導書

信徒の活動ではあるが司祭の役割が大きいことに気が付いた。1時間半ほどの集会で司祭の出番は霊的読書とアロクチオ(話)。これまで分厚い指導書を開いてみることもなく、どちらも司祭の個人的裁量に委ねられているものと思い込んでいた。

しかし、指導書によると、霊的読書とは、指導書の各ページを読むことで、アロクチオとは読まれた箇所の解説をすることとあって驚いた。指導書は提要と呼ばれていて、レジオマリエの霊性を解説するものでマリア学の信徒版ともいえるもので司祭の解説が必要。

消滅の原因が見えた!?

提要を丁寧に読み、内容を理解するならレジオマリエが信徒養成の強力な道具であることが分かる。豊かな内容に養われる喜びは尽きない。レジオがなぜ消滅していったか真の原因は知る由もないが、提要で養われる喜びを享受できなかったことが要因の一つかもしれないとは思う。

 

ともあれ、こうして書いている今現在、そんな元気印のおばちゃん会員たちが、昨日、早朝から手作りした80人分ものドーナツとこれまた手作りの美しいカードをもって、入院者や在宅の高齢者訪問に出かけている。すばらしいではないか!

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