第30回ネットワークミーティング(NWM)。冬と秋、年二回開催されるNWM。今回は、北は札幌、南は沖縄から若者をはじめ支えの司祭とシスター達120名が松山に参集。2時半開会には1時間以上遅れの3時着。迎えに来てくれたのは壮年の男性で戸惑ったが、青少年委員会のメンバーでネームダグには「ボランティアスタッフ」とあった。こうしたサポーターが10名ほどで若者数名を支えているのだという。こうして、しめて総勢130名がドミニコ女子修道会が経営する学園のセミナーハウスに溢れた。ともあれ、「ボランティアスタッフ」という発想は、9月24日(土)-25日(日)に鹿児島大会を控えていることもあるので、鹿児島でも是非取り組んでほしいと思った。
ところで、今回のテーマは“めぐる“。四国といえば八十八ヶ所を巡るお遍路さんということでこのテーマになったのだという。集いの運営はよく準備されていて興味深かった。めぐるというテーマの通り、いくつかの部屋を巡りながら“めぐる“を巡っての“考える時間“は楽しかった。
ぐるぐる回ることとゴールを目指す直線的な動きの違いやスパイラル的な生き方の密度の濃さの指摘には思わずなるほど。人生山あり谷ありだが、病気になって体験したのはどん底ではなく中腹の体験だったという発表は印象深かった。それぞれの人生模様とお遍路さん、そして何よりも自らの信仰の姿を重ねた正直な分かち合いは好感が持てた。そして、教会復帰を果たした自らの体験を「日曜日のミサを大事にしてください」と控えめに締めくくる姿に100%の安心感を覚えた。毎回参加できているわけではないが、ネットワークミーティングの進化、いや深化が感じられたからだ。
明けての今日は、お遍路体験。朝食の後、9時半ごろだったか、順打ちで出発。あ、そうそう、逆打ちもあるわけで、普通は1から始まり88で終わるが、88番目から逆に1を目指す。どちらからでもいいわけで, いわば循環型が特徴なのだという。もう一つの特徴は“おせったい“。ポイントごとになされるおもてなしのこと。マラソンのエードステーションぐらいにおもっていたが、そんなものではない。もっとも、最初のポイントで飴が供されたときは歓声を上げたものだが。
ある所では、なんと、お好み焼き屋が解放されて温かい飲み物が振る舞われ、最後の公民館では大きな焼き餅入りのぜんざいが振る舞われた。究極のおせったいは、なんといっても、お昼用に待っていた讃岐うどん。宮﨑教会献堂式にも来てくださった我らがMEの仲間によるもので、恥ずかしながら4杯も。10杯もバクグイした者もいたらしい。さて、鹿児島ではどんなゴセッタイができるものか。
新尾道から新幹線で10時帰館。
コメント