学ぶとはハンドルの操作を覚えること。自動車学校の教則本ではない。

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「中学生から知りたいウクライナのこと」

今朝購入したデジタル版の今読みたい本のタイトルだ。「力による変更は認めない」というものの防衛の名のもとに軍事費増を加速させる日本政府。故郷奄美のゴルフ場がある日突然自衛隊の基地になっていた。経緯も何も知らなかったので”突然”となるわけだが、台湾有事に備えてのことらしい。力には力でという発想が戦争の論理。

結局はプーチンと同じ独裁者の発想だから平和は作れない、というのが共同執筆者の視点。こうした前進かバックかという二者択一ではなく右でも左でも自由に動けるようにならないと車は事故を起こしてしまう。つまり、ハンドル操作を学ぶ必要があるのに、為政者たちにはそれができないという指摘は当を得ていると思う。

つまり、「力の論理を骨抜きにする思想も言葉も日本の政治家は語らない」というか、語れないのではないか。何故という裏付けができるわけではないが、世界報道の自由度ランキング(2021)で日本は67位と最低レベル。つまり、自由な国のはずなのに「物言えば唇寒し」の独裁国家と変わらない。日本版プーチンの温床ニッポン。

偉そうに聞こえるかも知れないが、キリスト教的人格の思想が育っていないからではないのかと思う。技能実習生に対する待遇の酷さはアメリカから人権侵害と指摘されても改めようとしない。著者たちの意図から外れてしまいそうたが、ハンドル操作を学ぶ必要は日常の人間関係においても言えることだ。心したい。

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