大司教さんと秘書の神父さん、バチカン奮戦記

万之瀬河口に降り立ったアオサギ。教皇を運んで来てはくれまいか。常任司教委員会というのがあって、まあ、役員会みたいなものだと思えばいいのだが、毎月の議事録がひと月遅れで届く。大抵は、報告や審議されたことにざっと目を通すだけだが、先日届いた3月の議事録はかなり丁寧にページをめくった。

先ず目を引いたのは「ユスト高山右近列福式関連の教皇庁訪問に関する報告」。訪問したのは高見大司教さんと列聖推進委員会秘書の神父さん。

詳細な報告書で、福音宣教省長官、国務長官、列聖省長官との一問一答が記されていた。まず、福音宣教省長官。「韓国では、自分たちが信仰をもたらした、と言い大きく発展している」という長官の言葉は、日本カトリックのふがいなさを嘆いているようにも聞こえた。「お隣同士で顔かたちも似ているのにどうして?」と単純に思ってしまうのはバチカンでなくても、日本人のボクでも同じだ。

次は、国務長官。「大部分の日本人は無神論者か。」「日本の神は人格神か。」名前からしてイタリア人のようだが、彼らにとって日本という国は彼らの範疇にない国のため取り付く島もないということかも知れない。ザビエル様が忍室和尚と問答された時もこんな質問をなさったのかもしれないとツイ時代を忘れた。

教皇の来日要請が会談の目的だったようだが、長官からの答えはイマイチ。「直近のアジア訪問はフィリピンであった。再度アジアは難しいかもしれないが、働きかけてみよう。」それでも「ああそですか」と引き下がらなないのが高見大司教さん。「…今度は、二つ目の原爆が落とされた長崎からモッコウバラに囲まれた聖書の植物の庭に立つ聖母平和のメッセージを発信していただきたい。」さすが大司教さん、ガンバレ!

最後は列聖省長官。列福予定日が2017年2月7日(火)であることを伝えたという。教皇が無理でも、長官は、「いつでも行く用意ができている。慣例として、列聖庁長官が行くのが普通である」と快諾された模様。快諾と言えば響きはいいが、「ワシがいるのに、教皇まで呼ぶ必要はない」と言いたかったのカモ。

それにしても、各長官はイタリア語で話されたはずだが、同行司祭による日本語訳のスムーズなこと。翻訳臭さが全くないことに驚いた。こうした有能な人にもっと働いてもらったら日本の教会は、典礼にしろ教会の祈りにしろ世界から40年も置き去りにされることなどなかったのではないかと、またも慨嘆。

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