突然ですが
ポーランドは今日はお休み。書き始めたものの旅疲れで三回目にしてダウン。一日置いて様子を見たがますます悪化の一方。お盆休み前にと思ったが近くのクリニックも一番信頼する先生がいる先の角の病院もすでにお盆休み。16日までは待てない、とネットで見ると今日まで営業しているクリニックが30分向こうに。司祭が入院したりして評判のいい病院。訪問では何度か行ってことはあるが、自分が診てもらうことになるとは。どこでもするように体温血圧測定後、それほど待たされることもなく診察室へ。
名医にはシンジャがいる
出てきたボクに先ほど問診票を書かせた彼女が、「どうでしたか?」「肺炎と喘息だそうです。ボクは聞いたこのない病名です。」少し不満げに答えると、「郡山さんはラッキーです。一番評判のいい呼吸器の専門で2時間3時間も待たされることがよくあるのです。しかも、お出でにならないこともよくあるので、ホントによかったですね。」先生の一番のシンジャらしかった。しかし、ボクの中には、怒りのランボーならぬマグマが騒ぎ出していた。数年前にも書いたことだが、内科医は人の顔も見ないで診断するものらしい。もちろんそうでない人もいるので今回もそこに行きたかった。今回の先生は前回ほどではないにしても、それでも一度も問診はなかった。
検査のゲーム化?
傑作だったのは、「喘息の検査」と言われたように思うが、何やらゲーム機器のようものがあって、「ここに口を当てて勢いよく吸い込むとこの黄色いノががスッと上に上がります。今度はゆっくり吐き出すとこのお人形さんが右の方に移動はじめます。弱すぎると川に落ちてしまうので気を付けてください。…あ、強すぎます…おっとちょっと弱すぎ…そうそそうハイ終わりです。」それがどういう意味合いの検査なのかも全く説明はなく、「やはり検査の結果も喘息ですね。それに、レントゲンの結果はこれですが、御覧のように白くなっている部分があるというのは肺炎ということです。」「ハー…」「ですから、明日から毎日五日間治療の点滴をします。大丈夫ですか?」思はず「ハイ頑張ります」とは言ったものの、「それよりもっとお話ししません?」と言いたかったが勿論そんな勇気などあるはずがない。ア~ア!
マグマ上昇
礼を言って退室しようとしたら、どうやら尿検査の結果らしかったのだがあまり興味もないので、「これは?」「あ、お持ちください。参考になるかもしれないから。」白血球とCRPに黄緑のマーカーで線を引きながら、「白血球が高いというのは喘息だからです。」CRPがどんなものかの説明も全くなかった。「ありがとうございます。失礼します。」再度礼を述べて退室したのだが、そこで待ったいたのが、先ほどのシンジャの発言。仕方ないとしても、ますますマグマ上昇。問診票には、最近訪問した外国の地域は東欧(ポーランド)と書いた。興味を持った彼女に「130人ほどのグループの責任者として二週間」と話したのは、具体的な方が判断の糧になると思ったからだ。しかし、そういう問診は全く考慮されていないようだった。「血圧は正常だし、長旅で疲れが出のでしょう。2,3日様子を見ましょうか。」で済むはずではないのか!
年を取るといいことあるね
点滴を待つ間「今日の点滴で具合がよくなったら明日から来なくていいでしょう。」名医付の若い方の看護婦さんに耳打ちしたら、「ダメ、絶対ダメです。完全に直さなくてはいけません。」数年に一度、風邪をこじらせていく程度だから「病院慣れしていない」だけかもしれないが、何をもって人々は名医と呼ぶのか?それはともあれ、セカンドオピニオンということで、休みが明けたら向こうの角の先生に予約を入れようかと思っている。それにしても、山ほどの薬に呆然としながらも、「1070円です」と聞いてわが耳を疑った。「そんなに安いの?」「一割負担ですから。」「年取るといいことあるね。」彼女のあどけない笑顔にマグマが少し冷めた。いろいろあるが、とりあえず、明日から一番のりで点滴だー。
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