タブレットによるペーパーレス会議の実現。オッ!思わず足を止めた。いや、目を止めた。静岡県の焼津市人口約15万人。
自治体で初めて、全職員にタブレットを配布。その数、672台。従来だと、会議のための資料作りに半日を要し、毎回2000枚のカミカミを必要とした。タブレット導入後は、資料の作成時間が30分に短縮し、紙は0枚。紙資料の配布が要らないので当然紙の消費数はゼロになる。ヘー、そんな夢のようなことが実際に実現したのだ!
会議の度に配布されるおびただしい紙資料。コピー用紙として裏紙活用を励行していたが、それでも使いきれない。それに、先日、コピー機が小さな封筒の印刷に失敗して奥の方に巻き込んでしまい、取り出せなくなった。買った店に持ち込む羽目に。係りの店員さんが、トレイに入ったままの裏紙に気付いて、「こういう紙を使うと詰まりやすくなりますよ」と警告された。
結局、一時間ほどかかっても詰まった封筒を取り出すことは出来なかった。しかし、不思議な話だが、ガリガリと奇声を上げたり、トレイの用紙を認識できなかったりと小さなトラブルはあるものの、何とか印刷できるようにはなった。店員さんも首をひねりながら、「何とか、騙しだまし使ってみてください」と言って諦めた。
何とか使えてはいるが、インクのトラブルで、この数年間に二台も買い替えを余儀なくされたこともあって、裏紙の使用は控えるようになった。そんなわけで、議事録が送付されてもたまる一方。「カミガミのない世界」を標榜している自分としても「紙資料0の会議」が実現可能であることを機会あるごとに訴え続けたい。
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