復興への槌音
九州北部豪雨から二週間の昨日被災地では大量の流木の撤去に重機が活躍していた。各地からのボランティアの皆さんに地元の皆さんはどれほど心強く思ったことか。怪我なく頑張ってほしい。小学校のグラウンドにはダンプが入り仮設住宅建設のための整地作業が始まった。夏休みが始まってグラウンドを使うこともないのかもしれないが、2学期が始まって登校したら校庭に住宅が立ち並んでいる。子供たちはどんな感想を持つのだろう。復興への槌音が響き始めた。
仮設住宅と子供たち
これまで小学校とは無縁の人もいるかもしれない。毎日元気な子供たちの姿を見ることで元気をもらうことになればいいと思う。子供たちにしても、これまで親しくで出会っていた皆さんとは違う地域の皆さんとの新しい出会いが生まれ、「おはようございます」、「また明日」と、友達のような挨拶が交わされる新しい風景が見られるようになるかもしれない。いや是非そうなって欲しい。そして、「毎日子供たちの元気な姿を見ることができるので幸せです」と微笑む皆さんであってほしい。そうして、予期しなかった苦しみと悲しみが少しでもいやされ、復興への意欲倍加のよすがになればと思う。ともあれ、亡くなったみなさんの永遠の安息と被災者の皆さんのために祈りたい。
おかげさまで
そんな被災地の皆さんには気の毒なほど、我が聖書の植物の庭は、一段と緑が増し、オリーブとイチジクが沢山の実をつけてわが世の春、いや夏を謳歌している。しかも、茂りに茂ったオリーブの木を剪定してもらって驚いた。今年も白い花が木一杯咲いたものの実をつけたのはやはりほんの数えるほど、と思いきや、茂りすぎて見えなかっただけで上の方にはたくさんの実がついているではないか。植木屋さんの話だと日当たりがいいところに実が付くのだという。ホント嬉しかった。ともあれ、苦節十年、おかげさまで初めての収穫が出来そう。そして、好物のオリーブの漬物も実現しそうで秋の楽しみができた。一日も早く園芸の盛んな被災地にもこんな希望の声が上がる日が来るのを祈るばかりだ。
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