早朝の小聖堂窓を開けると涼風が秋の気配を運び入れ聖書の植物の庭では小さな命が生を競ってもう残暑

不具合オリーブ

さすがのオリーブも夏バテ?

さすがのオリーブも夏バテ?

この夏の異常な暑さに元気なのは聖書の植物の庭の植物や草たち。緑の葉を茂らせているオリーブの木はさすが乾燥地帯の木だけに元気そのものと思いきや、どこか変。あれほど元気に成長を続けて収穫をたのしみにしていたあの緑の実が見当たらない。目を凝らしてみるとほとんどが黒ずんでいるではないか。近くにある緑色も心なしか元気がない。もしかして今年も全滅?幹もしっかり太って一段とたくましさを増してきたというのに、それに二年続きであれほど盛大に花を咲かせ、やっと今年かなりの実を結ぶのに成功したというのに。まさか、初めてのことでオリーブ自身も子育てが不慣れ?いやいや、管理が悪かったからかもしれない。

命の庭

季節的にもクロシジミかも?

季節的にもクロシジミかも?

ともあれ、小さなチョウの仲間シジミが乱舞する姿と蝉しぐれに身を任すと、かしましいアブラゼミたちが小さなチョウたちのお抱え合唱団にも思われてくるから楽しい。オリーブには少しきついことを言ったが、実の付が悪くてももう君を攻めたりはしない。君の青々とした葉っぱをはじめ、この庭は小さな命あるすべてが織りなす生気に満ちた癒しの空間。命のみ言葉満載の聖書の植物たちの庭だから。

蝉しぐれ

短い夏を惜しんで

短い夏を惜しんで

それにしてもあの赤茶けて乾燥した土地でたくましく育っている聖地のオリーブの木のたくましさに比べてなんと軟弱なことか。「熟したら塩漬けに」との目論見が外れた失望は大きい。そんなボクの気持ちを知るはずもないアブラゼミが小枝につかまって、隣のザビエル公園の鳴きすだく仲間たちに負けじとばかりに猛然と声を上げた。ハライッパイ歌って束の間の短い夏を楽しんでいるようで少し哀しかった。

不忍耐?

インパチエンス不忍耐

インパチエンス不忍耐

それに引き換え、個性むき出しの真っ赤な花はアフリカホウセンカ。英語名をインパチエンスという。Impatience、つまり文字通りの意味は不忍耐。蝉しぐれに顔を真っ赤にして「うるさーい!」と叫んでいるようでおかしかった。そういえば、小さな蝶のシジミたちが乱舞したり、セミの軍団がこれほど元気に鳴くのも今年が初めてのように思う。我が庭も小さな生き物たちに認知されてきたということなら嬉しい。

蝉しぐれ

少しさっぱり

茂りすぎた草たちには退却してもらうべく今日も終礼後に草刈りに汗を流した。

 

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