福者の息吹を受けて
北薩の中心地川内と聞けば原発ということになるが、カトリック信者にとって川内と言えば福者レオ税所七右衛門殉教の地。その栄えある地から「終身助祭になりたい」との声が上がった。主任司祭ももろ手を挙げて喜んだ。11月3日には川内川河口の京泊教会跡の巡礼地で殉教祭がおこなわれる。ミサの中で、第二ステップの式も行われる。そして、来年の三月には叙階式という段取りだ。
終身助祭は召命
「司祭になりたい」という意思表示があって神学校に行くことになる。もちろん、司祭からの招きがあったり、両親の希望であったり動機はいろいろでも、最終的には本人の意思表示が決め手となる。しかし、終身助祭の場合、これまでだと、司祭からの推薦が条件のようにみなされた感がある。考えてみると、召命であるなら、内的声に促されて自ら名乗りを上げるのが自然。今回の場合、ご自分から主任司祭に相談があったと聞く。こうして例が続くとうれしい。もちろん、主任司祭の推薦は不可欠だが。
日本語のミサに
川内にも外国籍の信徒は多い。フィリピン人、ベトナム人。これまで、主日のミサは地元の信者とは別にタガログ語だったが、「みんなと一緒のミサがいい」ということに合意したという。自分たちから言い出したというのいい。今日も7,8人の女性たちが顔を出し、お茶の時間も共に過ごした。これからもっと増えるに違いない。いろんな人がいてカトリック。この流れが常態化することが望まれる。
説教音声
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