要望書への答え
長崎教会管区司教・事務局長沖縄会議。昨年の管区司祭集会で出された「司教団への要望書」に応えるべく熱心な討議がなされた。いくつかのことが決定し、確認された。①教区再編をめぐっては、再編を論じる前になすべきことがある。先ず、宣教する小教区作りが先。そのためには、信徒の養成が必要との再確認がなされた。このことに関して、提示された資料は興味深かった。というよりも、5教区の2014年までの10年間の信徒数、幼児洗礼と成人洗礼の統計を見て愕然とした。とくに鹿児島教区の落ち込みはひどかった。
那覇教区躍進
1994年の幼児洗礼は61名、成人洗礼は92名。10年後の2014年は幼児洗礼は27名で成人洗礼になるとほぼ三分の一の34名に激減。全員の注目を集めたのはお隣の那覇教区だ。信徒総数はこれまでの5000人台から2014には一気に6000人台に突入し上昇中。何よりも目を引いたのは成人洗礼の数だ。鹿児島教区の34名をはるかに凌ぐ50名。幼児洗礼もはるかに多い44名。他の4教区の信徒総数が減少を続ける中でひたすら増加の一途を辿る那覇教区の秘密は何か。司教さんの口から聞くことはできなかったが、「信徒が頑張ったから」という当たり前のことに帰結するに違いない。
ナントカしなくちゃ
教皇フランシスコが説かれる「出かける教会」となって宣教する小教区、宣教する家庭、宣教する夫婦、宣教する個人を目指さなければならない。とりあえず、お隣ご近所との親しい交わりの推進を呼びかけたい。特定の人を決めて「この友達がイエス様とも出会えますように」と祈り続けること。ミサでロザリオで、時間を決めて祈るのは継続するための知恵。クリスマスも近い。ご降誕のミサに誰を招待するかを考えて祈ってほしい。
一菜(いっさい)募金
会議の内容からはそれてしまったが、議題の②は司祭間の交流。2019年10月28日(月)~30日(水)開催地鹿児島。名称は「長崎教会管区司祭助祭集会」。もう1つの収穫は、長崎教区で始まった1菜募金を各教区でも始める。毎週金曜日に各家庭で始める。1菜の意味はおかず一品分を我慢して捧げるという意味だという。災害などの非常事態下に置かれた人や地域に使ってもらうというもの。鹿児島でも是非呼びかけたい。12:05予定をかなりオーバーして閉会。7:55の遅い帰りの便まで辺野古、高江(ヘリ墜落地)までドライブ。遅いお昼はテビチそば、絶品。
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