濡れるほどではないが雨模様の今日は園庭を走るエクササイズは、おふれが出たわけではないがお休み

いろいろ大変なんです

連休明けは今一つ…

連休明けのオシゴトは今一つノリが…

子供たちがクラスに入るまでにやるべきことは沢山ある。今日みたいな雨模様の日は雨靴に傘、中にはカッパを着た子もいて、オシゴトが倍加する。マリア様へのご挨拶からして混乱することもある。「マリア様今日1日ありがと…」帰りのご挨拶と間違えたのだ。照れくさそうにやり直すところが可愛い。「マリア様お早うございます」とやれば後はこんがらなくて済むのだが、記憶の達人といえども大人並みに間違うこともあるのだ。お祈りの後は、マットの敷かれたタタキで靴を脱ぎ、パタパタやって砂を払い、廊下の靴箱に入れる。上履きを取り出し、段差のある廊下に腰を下ろして上履きを履く。それが済むと、首にかけた水筒を所定のテーブルに置く。その際、紐を合わせてぐるっと一回りさせて固定する。これが結構難しそう。3歳になったばかりのケイテンくんの場合、長い連休ですっかり手順が曖昧になったらしく悪戦苦闘。気がついた先生の丁寧なおさらいを受けて一難突破。

待つのもオシゴト

この世に来て3年、自立が始まる

この世に来て3年、自立が始まる

この子は文字通り癒し力ダブル。小さな背中に背負ったランドセルを下ろし、チャックを開いて出席カードや連絡帳その他を取り出し、チャックを閉めて自分の棚に収める。このチャックがまた手強い。それも先生の応援でなんとかクリア。次に待っているのが出席カードへのシール貼りだ。シール貼り専用テーブルはクラスに1つしかないので先客があれば待たないといけない。黄色いテープを貼ったところで、先客が貼り終わって椅子から立ち上がり、「どうぞ」と招きの言葉がかかるまで正座して待つ。数人が待つこともある。これでやっと部屋に入れることになる。後は、ひたすらオシゴトに励む。

自力で発見

出来上がった作品に印鑑

出来上がった作品に印鑑

見ると、先ほどのケイテン君も独りオシゴトに熱中していた。下絵のチョウチョの羽(?)に丸い小さなシールを張るのを完成したばかりらしかった。使ったものは元に戻してオシゴトは完了するのだが、元の場所が分からない。何しろ似たようなものがいくつもあるものだから、「エート、どこだったかな?…ここでもないし…あ、ここ!でもないし…こまったなあ」教具を抱えたまま茫然自失。廊下で見ていたボクは、元の場所らしき直前で立ち止まったものだから、思わずつぶやいた。「ああ…もうちょっと前の右。」思いが通じたのか、それとも鋭い聴く力でボクのつぶやきをゲットしたのか、ひょいと歩を進めた。そして、見事にそれらしい空間を発見して丁寧に奥まで収めた。おめでとう!

一シゴト終え満足

指先を使ってはさむ訓練

指先を使ってはさむ訓練

だがオシゴトはまだ終わったのではなかった。仕上げた作品を、教具棚とは反対の壁側に置かれたテーブルに移動。爪先立ちになって奥の方に手を伸ばして必死で手に入れたのは自分の名前。作品の空白部分に黒々と自分の印鑑を押した。真剣そのものだったわりには線から外れて斜めに押されていた。「ま、いいってことよ」と言ったかどうか。最後のファイル閉じがまた一苦労。作品に開けられた穴をピンと立った二本の平たいハシラに通し、さらに細長い閉じ板を通す。それで終わりにしたかったのだが、先生に見破られた。先生が人差し指で倒してくれたハシラを留め金を滑らせて固定する。もう一方も同じ。さて、最後のひと踏ん張りがこれまた爪先立ちになってファイルを元の置き場に帰すことだ。一シゴト終えたケイテン君の小さな顔は満足感に満ちていた。で、お友達のオシゴトぶりを見て回るゆとりも。

オシゴトは適正な選びから

もう少し難しいのに挑戦スルカ

もう少し難しいのに挑戦スルカ

しばらくして、何を思ったのか、立方体の箱を取り出し、専用のカーペットを引っ張り出した。3歳の子が立方体?と思ったら、案の定先生のチェックが入った。どんなやり取りだったのか分からないがアッサリUターン。「それでは」と持ち出したのが、△や□に◇などのくりぬきのある一抱えもある大きな木製の箱。これも先生からNG。最終的には、洗濯ばさみを長方形の厚紙に記された所定の枠内に挟む作業。「はさめばいいんだろ」とばかりに、ワク無視でのやっつけオシゴト。やがて、側の年長児から小声でのエローカード。「ソレはチガウでしょ。コレはここで、コレはここ。」20数名の幼児たちを一人の先生で見ることができるワケが分かったようなひと時だった。もちろん、担任が子供たちに集中できるようにと補助の先生はいるのだが…。

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