赤い道
今日は、タイとの違いを書いてみたい。携帯文化のことは書いたが、もう一つタイに劣っていることがあることに気がついたのは、脈絡はないが昨日のことだ。ベトナム人の小教区でのミサの帰り道は、いわゆる地方道。30年前初めて来た当初は赤いホコリの舞う土の道路だつたはずだ。行く先先の道路脇の木々の葉が赤いホコリに覆われていたのが印象に残っている。
快適地方道
しかし、今日、主要道は舗装が行き届いている。もつとも、村に入る道はかつての赤土のままのようだが。それは仕方ないとして、こんなにもスムーズな走りが可能な道路は日本では珍しい。鹿児島の道路の劣化が進んでいることは新聞にも書かれたことだ。早速、部分補修が進んでいることは喜ばしい。しかし、いくら頑張ってもタイの「田舎の道路」のようになるのは不可能だと思う。敢えて「田舎の道路」と言ったが現地に来てみないと分からないことだ。タイの田舎の道路は何故デコボコがないのか?答えは「下水道が完備していないから。」
高層水タンク
タイの地方に行くと先ず目につくのが高い塔のような水タンク。ここワット神父さんの故郷にも道路を挟んで2つある。一棟で30ほどの家庭に給水が可能。貯水量が減ると自動的に地下水が汲み上げられるのだという。全家庭が一斉に使うと給水量が極端に減る。毎朝6時にシャワーしていたので気がつかなかったが、今朝1時間遅れた。深めのオケに温水を貯め、小さなオケでかかり湯をするのだが、今朝は15分ほどで水量が減って水に変わった。
快適地方道と下水道の因果関係
話しを戻そう。上下水道の発達した日本の問題は何かというとしょっちゅう道路が切り刻まれて傷だらけなこと。その度に道路は劣化を増すことになる。しかし、ここタイは自前での給水システムを持っているので道路は無傷で保存状態がいいという結果になる。もつとも、この水は飲用には適さない。
因果関係その2
もう一つの理由がある。各所で道路の拡幅工事が進められているが、大きな鉄の車輪で地面を固める重機数台が交互にこれでもかと繰り返し固める作業に余念がない。いかにも長持ちしそうだ。しっかりした基礎の上になされた舗装は長期にわたって凹凸が生じることなくスムーズな走りを保障することになる。
いずれも根拠を欠いた個人的感想だが。
日本の遅れ追加
スマホ文化の遅れはすでに述べたが、もっと具体的に書く必要がある。料金の問題だ。確かに、外国人にとってインターネットは高額になるらしい。しかし、スマホでのWi-Fiは無料。ここまでは誰でも知っていることだ。いわゆるテザリングのことだが、鹿児島でも滅多に使うことはない。使用時間が長いほど使用料が高額になるからた。ワット神父さんの唯一の心配はバッテリー消耗が早くなることだけ。日本政府も動き出しているようだが、暮らし安さの追求はタイ以下。頑張って欲しい。
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