滑り込みでもアウト
四旬節初日の昨日は散々だった。まず、悪天候による予定の便の欠航という事態に関して言えば、万が一のことを考慮して前日なり、早い便なりにしておくべきだった。後の祭りだが、教訓としたい。待っていた神父さんや信者のみなさんには申し訳ないことをしてしまった。おかげで、今朝は一番の新幹線での福岡入りとなったもののやはり雨。しかし、福江は晴れとのことでホッとした。空からの五島入りははじめてだが、40分ほどで着いた。さらにタクシーで40分走ってようやく目的地の貝津教会に到着。「みんなで、四旬節の教皇メッセージを読むことができたのでかえってよかった」との主任司祭の言葉に少しホッとした。お茶を一口飲んでみんなが待っているお御堂に急いだ。午前中二つの話が一つになったので滑り込みアウト。
別荘に案内
確かに高齢化はいずこも同じ。しかし、「生え抜きの信仰者たち」というのが第一印象。子供のころの大人たちを思わせて、少々のことでは動じない落ち着きと風格に満ちていた。少し緊張したが、最前列のご婦人がよくうなづいてくれたので少し楽になった。「説教がうまくいかないときでも一人ぐらいはうなづく人がいるものだ。そんな時は、その人に向かって話すといい。」神学生時代、説教指導の神父さんが、冗談のようなことを言ったのを思い出した。「信者にとっての最上位の目標は何か。」またも、例の校長先生のことを持ち出して導入とした。講話後のミサで今日は終了。お昼の後、今夜の会場となる三井楽教会に移動。「ボクの別荘です」といって案内されたのは教会の隣に建つ無人の住宅。介護を必要とする人が住んでいたようで金属の手すりがあちこちに設置されている。信者さんから提供されたものらしかった。
椿防風林
福江空港は「福江椿空港」と呼ばれていた。確かに五島椿は有名。中でも、花びらの周りに白い輪ができるという「玉之浦椿」はぜひ見たいと思うが、タクシーの運転手さんの話だと、一本千円ほどで手に入るという。ぜひ求めたいと思った。そんなこんなで、別荘で荷物を解いてすぐに散策に出かけた。「九州自然道」の道しるべに「椿防風林」とあったので矢印に従って歩くことに。なるほど、かなりの道のりの主に山手側は椿がどこまでも続いていた。庭先にも植えられていて、それぞれ搾油所に種を持ち寄って油をとるのだという。そういえば、「○○搾油場」の看板も見かけた。小一時間で別荘に帰還。天気が良かったら明日は道しるべにあった「柏」のほうに行ってみたい。
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