隠し業連発
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白から黒のベールに
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全員が黒いベールになった
昨日、10:30からの初誓願式は、3人が、一生懸命練習したであろう誓願文を読み上げ、白から黒のベールに変わり、十字架を授与され、会則を手渡されて終了した。これからの2年間、次の更新に向けて修行の日々が続く。ベトナム語での讃美歌には、さすがに母国語の力、1人がたまらずに顔を覆ったのが心に残った。心に残ったと言えば、白ベールから黒に変わるときの手際の良さはまるで手品。手順はこうだ。司教から受け取った黒ベールを後ろに立っているシスターに手渡す。受け取ったシスターがヒョイと白いベールの上にのせた。2段重ねで大変そうと思ったが、当人は涼しい顔。感心していると、いつの間にか、白同様ちゃんと収まっているではないか。よく見ると後ろのシスターの手には白いものが。どうやら、右手でベールを載せている間に、左手で下になったベールをサッと引っ張り、すかさず、右手に力を入れてスポットはめ込んだ、に違いない。どうやら、そんな作りになっているらしかった。もう一つの発見は、胸にかける十字架。受け取った十字架には赤いひもがついていないので、ミサ後控え室かどこかで掛けるのかと思いきや、これも一瞬の早業。右手を首のあたりに持っていったと思ったら襟の下から赤いひもを引っ張り出したではないか。「なるほど!みごとな隠し業だ。」無駄なく、スマート!これも、経験値から来る生活の知恵?
シスターズ劇場
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日本流にいえば花笠音頭?
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オペラ歌手の向こうを張って
ミサ後、いくつもの組み合わせによる集合写真撮影がなされ、全員、禁域(普段は部外者の出入りができないエリア)内のホールに移動。10名の司祭と4人のシスターや参加信徒全員で小さなホールは牛ぎゅう詰め。それでも和やかに会食が始まった。会食後のお楽しみは、何と言っても、シスターたちによる出し物。ポップな踊りや民族舞踊がいつものパターンだ。最近はすっかり慣れてしまったが、底抜けの明るさに、当初は度肝を抜かれたものだ。司会のシスターは日本語も上達し上手に場を盛り上げていた。エンタテイナー揃いの観想修道会に御父もにんまり?シスターたちに負けじと、司教さんは”帰れソレントヘ”、主任司祭は”サンタルチア”をそれぞれイタリア語で自慢ののどを披露して拍手喝采。そのうち、ベトナムから4人?の志願者が合流するという。溝辺の森がますます賑やかになる。
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