神の国から遠くない
教皇フランシスコが帰国されて一週間。そろそろ、感極まった日本の信者たちも平常心に戻りつつあるに違いない。そんな中の今朝の朝刊5面の時言で、昨日に続いて教皇のこと取がり上げられていた。タイトルは「言葉の力」。国会で答弁にあたる政治家の「言葉の軽さ」を引き合いに出して、「彼我の差には暗然としてしまう」とあった。そんな風に感じてくれるマスコミ当局者の存在を知って、伝える仕事にあたる人に改めて敬意を表したくなった。かつて侍者を務めた子が記者になって実名入りの記事を書くようになった。彼もやがて、こうした感性の伝える新聞人になるのだろうとエールを送りたくなった。
教皇への期待大
「教皇の来日で日本の何かが変わったわけではない。今後も、教皇が来日する前と同じ日常が続くのだろう」としながらも、「気持ちの持ちようによっては、希望を実感することができるのではないか」と結んであった。前半の気持ちだけが強かった自分を恥じた。一般の人々が持つ教皇に対する期待の大きさまでに思い至らなかった自分の軽さを思ったからだ。
今後の報道に期待
大災害や事件のあと、マスコミは、「あれから一か月」との見出しで取材にあたる。一か月とは言わないが、せめて、「教皇訪日から半年」みたいに、節目、節目で継続してくれると、核廃絶や環境保護に対する取り組みに関して日本の本気度が増すのではないかと思った。その点、子どもの頃、教会の空気を一杯吸った元侍者の記者君にも頑張ってほしいと思う。1時、子どもたちの聖劇の予行練習を見る。本番の15日まで2週間弱。子供たちもだいぶ乗ってきた。
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